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エスパー米国防長官:アジア同盟国に米ミサイル配備要請していない

  • 中国は米中距離ミサイル配備を受け入れる国には報復すると警告
  • 配備要請はまだかなり先の話だとエスパー長官が機内で説明

エスパー米国防長官は6日、自分はアジアの同盟国に米国のミサイル配備を求めていないと述べた。中国はこれに先立ち、米国の中距離ミサイル配備を受け入れる国は報復に直面すると警告していた。

  エスパー長官は、中国が名指ししたオーストラリアと日本、韓国を含むアジア太平洋諸国を歴訪中。中国外務省は5日、中距離ミサイル配備を受け入れれば、「中国の玄関先で騒ぎ」を起こすようなものであり、対抗措置を招くだろうと表明した。これら3カ国は米国のアジアにおける重要な同盟国であり、いずれも中国が最大の貿易相手国になっている。

JAPAN-USA-DIPLOMACY

エスパー米国防長官

Photographer: Issei Kato/AFP via Getty Images

  エスパー長官は6日、日本に向かう機内で、「私はアジアのミサイル配備についてまだどこにも要請していない」と発言。「それはまだかなり先の話だ。弾道ミサイルであろうと巡航ミサイルであろうと、初期運用能力を備えたある種のミサイルを実際に配備できるようにできるようになるまでにはさらに数年を要するだろう」と語った。米国防総省が提供した発言録で明らかになった。

  日本に到着したエスパー長官は7日、防衛省で岩屋毅防衛相と会談。中国は経済的威圧や知的財産の窃取、環境破壊などの問題があるのに加え、「国際的な公共財を軍事化」しようとしていると非難した上で、「こうした中国の行動は地域を不安定化させる」と語った。

  トランプ政権は、米国と旧ソ連が1987年に締結した中距離核戦力(INF)廃棄条約が先週失効したことを受け、アジア太平洋地域の中国のミサイル能力に対抗しようとしている。

  エスパー長官は3日、豪州に向かう機内で記者団に対し、米中距離ミサイルの数カ月以内のアジア配備に前向きな考えを示していた。ただ、具体的な日程やミサイルの種類、配備する国などは明示しなかった。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が同日報じた。

原題:Esper Says He Hasn’t Asked About Missile Deployments in Asia(抜粋)

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