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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

歴代FRB議長、パウエル氏への政治的圧力でトランプ大統領に抗議

  • イエレン、グリーンスパン氏含む4人が連名で米紙に寄稿
  • 政治的圧力やFRB幹部解任の脅し、あってはならない
An American flag flies outside the Marriner S. Eccles Federal Reserve building in Washington, D.C., U.S., on Wednesday, July 31, 2019. The Federal Reserve is widely expected to lower interest rates by a quarter-point at its meeting that concludes Wednesday and leave the option open for additional moves despite demands by President Donald Trump for a "large" rate cut.
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

トランプ米大統領によるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長への執拗(しつよう)な攻撃に対し、ジャネット・イエレン前議長を含む元FRB議長4人は、政治的圧力や幹部解任の脅威を受けながら金融政策当局が責務遂行を目指す状況はあってはならないと訴えた。  

  イエレン氏とベン・バーナンキ、アラン・グリーンスパン、ポール・ボルカーの歴代議長4氏は米紙ウォールストリート・ジャーナルに連名で論説を寄稿し、「FRBとその議長は独立して行動し、経済の利益に最大限かなうために活動することを認められ、短期的な政治圧力や、特に政治的理由によるFRB幹部の解任あるいは降格という脅しを受けるべきではないとの信念でわれわれは一致団結している」と表明した。

  先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、「大幅な」利下げを要求していたトランプ大統領は、0.25ポイントの利下げが発表されるとツイッターでFOMCの決定を批判した。パウエル議長が一連の追加利下げへの期待をけん制すると、トランプ氏は市場は「長期にわたる積極的な利下げサイクル」の開始を期待していたとツイッターで攻撃した。

  パウエル氏はこれまで繰り返し任期を全うする意向を表明しており、先月の議会証言での質疑応答ではトランプ大統領が解任を試みても辞任しないと言明した。

  イエレン氏ら4人は「少人数の政治的集団の利益ではなく、最大限の国益のために政策を決定する能力をFRBが維持することは極めて重要だ」と述べた。

原題:Former Fed Chiefs Unite in Call on Trump to End Powell Threats(抜粋)

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