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キリンHD:ファンケルに1293億円出資-創業者らから株式取得

更新日時
  • キリンHDが30.3%取得しファンケルの筆頭株主に
  • 生活習慣対策サプリやアンチエイジング化粧品などの共同開発目指す

キリンホールディングス(HD)は6日、健康領域で両社の強みを生かすため化粧品・健康食品メーカーのファンケルと資本提携すると発表した。キリンHDは、ファンケルの発行済み株式の30.3%(議決権割合で33%)を1293億円で取得する。

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キリンのロゴ(横浜市のビール工場)

  キリンHDは9月6日に、創業者で筆頭株主の池森賢二会長(9.53%を保有)らから市場外の相対取引で株式を取得する予定。取得後はキリンHDがファンケルの筆頭株主となる。

  都内で会見した池森氏(82)は、キリンとの資本提携に至った背景には、自身が「元気なうちにファンケルにとって最良の道筋」を作ることが念頭にあり、以前から好印象を持っていたキリンに持ちかけたと明かした。

  キリンHDの横田乃里也常務は6日の決算発表会見で、ファンケルとの提携は医と食をつなぐ「大きな成長エンジンになる」と述べた。スキンケアやサプリメントの分野で強いブランドや顧客接点を持つファンケルとは、補完関係の強い組み合わせになると述べた。

  キリンHDは2月に発表した2021年までの中期経営計画で、「医と食をつなぐ事業」を育成する方針を示し、新規事業の立ち上げや企業の合併・買収(M&A)に約3000億円を投じる考えを明らかにしていた。同社はこれまでに、医と食をつなぐ事業として、プラズマ乳酸菌を使った機能性飲料の販売などに取り組んでいる。

  提携関係を通じて、両社のブランド力や技術力を生かし、生活習慣対策のサプリメントやアンチエイジングなどのスキンケア商品の開発を目指す。発酵技術を活用した化粧品などの共同開発にも取り組む。キリンの自動販売機やファンケルの直販ルートなど製品の販売網を相互に活用することも計画している。

  両社の連結業績に与える影響については軽微の見通しとしている。

(第3段落に会見での発言を追加して記事を更新します.)
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