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トランプ氏、パウエル議長会見が引き金か-対中関税発表のタイミング

  • 中国製品に対する関税についてのツイートで米国株は急落
  • 利下げとFRB議長会見の翌日に貿易摩擦悪化

S&P500種株価指数は7月31日、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見で追加利下げ期待がしぼみ1%を超える下落で引けた。8月1日には急回復していたが、そこへ今度はトランプ米大統領が新たな中国製品に対する関税についてツイートし、冷水を浴びせた。

  フェデラルファンド(FF)金利先物のトレーダーらは大統領のツイート後、お約束通りに今年の利下げ幅予想を拡大させた。

  株式市場参加者らは一連の動きが偶然ではないと思っている。パウエル議長は7月31日の利下げをサイクル半ばの調整と位置付けたが、貿易摩擦が利下げを必要なものにしたとも述べた。これを聞いて大統領が貿易摩擦を悪化させる誘惑にかられたというシナリオはありそうだ。

  RBCグローバル・アセット・マネジメントの米株トレーディング責任者、ライアン・ラーソン氏は「確かにこのタイミングは興味深い。もしパウエル議長の会見内容が違うものだったら、大統領が追加関税をこのタイミングで発表しただろうかと疑わざるを得ない」と話した。

  オアンダのチーフ市場ストラテジスト、エド・モイヤ氏も「トランプ大統領は金融緩和サイクルを望んでいる」とし、米金融当局が経済成長にマイナスとみる米中通商協議の悪化は「緩和サイクル開始の十分な理由になる」と分析した。

Stocks slide after U.S. imposes new tariffs on Chinese goods

原題:Stock Traders Have Theories About Timing of Trump’s Tariff Tweet(抜粋)

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