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米国株安・債券高、米の新たな対中関税表明で

更新日時
A Wall Street sign hangs in front of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York.
A Wall Street sign hangs in front of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York. Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

1日の米株式相場は続落。現時点で制裁関税の対象となっていない中国からの輸入品3000億ドル(約32兆2100億円)相当に10%の関税を課すとトランプ米大統領が発表し、金融市場に衝撃が走った。一方、米国債は大幅高。10年債利回りは一時1.87%まで下げた。

  • 米国株は続落、新たな対中関税巡るトランプ氏ツイートに動揺
  • 米国債は大幅高、10年債利回り1.89%に低下
  • NY原油は8%近い下げ、トランプ氏の対中関税ツイート受け
  • NY金は上昇、トランプ氏の新たな対中関税発表で

  S&P500種株価指数の日中高値と安値の差は約2%にのぼった。トランプ大統領はツイートで、新たな対中関税は9月1日発動予定だとした。米国債は全面高となり、10年債利回りが2016年以来の低水準をつけた。年内にあと0.5ポイントの利下げを見込む観測が強まる中、2年債利回りは18ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下する場面があった。

  S&P500種株価指数は前日比0.9%安の2953.56。ダウ工業株30種平均は280.85ドル(1.1%)安の26583.42ドル。ナスダック総合指数は0.8%低下。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは12bp低下の1.89%。

  主要株式指数の構成銘柄ではバンク・オブ・アメリカなど銀行株の下げが目立った。このほかにもキャタピラー、ナイキ、アップルなど幅広い業種の銘柄が売られ、ダウ平均への下げ圧力となった。

  ナショナル・セキュリティーズのチーフ市場ストラテジスト、アーサー・ホーガン氏は新たな対中関税に関し、「事態は悪化する一方だということと、今回の貿易戦争において消費者に影響が及び始める決定的な瞬間が来ることを意味するとしか考えられない」と語った。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。ここ4年余りで最大の下げとなった。中国からの輸入品3000億ドル相当に関税を課すとトランプ大統領がツイートし、景気減速とエネルギー需要後退への懸念をあおった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は4.63ドル(7.9%)安の1バレル=53.95ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は4.55ドル下げて60.50ドル。

  ニューヨーク金相場は上昇。トランプ大統領が中国に対する新たな関税を発表したことが手掛かり。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.4%安の1オンス=1432.40ドル。早い時間に1%近く下げていた金スポット相場も上昇した。

原題:U.S. Stocks Tumble, Bonds Surge on Fresh Tariffs: Markets Wrap(抜粋)
Oil Slides Most in More Than 4 Years on New Trump Tariff Threat
Trump Tariffs Give Gold Another Jolt, Fueling Metal’s Rebound

(第2-5段落に追加情報を挿入、相場を更新します.)
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