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ECBの利下げとQE、助けよりも害になる-INGグループCEO

欧州中央銀行(ECB)が利下げと量的緩和(QE)の再開を決めれば、ユーロ圏経済の助けとなるよりも害になるだろうと、オランダの銀行INGグループのラルフ・ハマーズ最高経営責任者(CEO)が述べた。

Key Speakers At The Institute Of International Finance G20 Conference

INGのラルフ・ハマーズCEO

Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

  ハマーズCEOは1日の電話記者会見で、そのような金融緩和に適した「時ではない」と言明。域内の貸し出し需要はすでに十分満たされており、ECBから悲観的な見方が発せられれば消費者の信頼感後退に拍車をかけかねないと論じた。

  「金融緩和の拡大やマイナス金利のいっそうの深掘りは、消費者信頼感を将来傷付ける」とし、「すでにそれは見られている。銀行金利は下がり、いくつかの国ではマイナスにすらなっている。それでも預金は増え続ける。なぜかお分かりか。預金者が自分たちの将来の財政状況について確信が持てないからだ」と語った。

  その上で「欧州の問題は、地政学的な緊張や貿易を巡る緊張の結果、製造業の側に信頼感が欠如していることだ」と分析し、「不確かな環境に対して、QEが処方箋になるとは思えない」と断じた。

原題:ING CEO Blasts ECB for Signaling Plan to Cut Rates, Restart QE(抜粋)

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