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米国債利回り曲線がフラット化、FRB議長発言受け追加緩和観測後退

  • 0.25ポイントの利下げ受け、利回り曲線の短期側はすぐに上昇
  • パウエル議長、長期にわたる一連の利下げの始まりではないと説明

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が政策金利の引き下げ決定後に追加利下げ観測を後退させる見解を示したのを受け、トレーダーは米金融緩和幅の見通しを縮小。米国債の利回り曲線はフラット化した。

  連邦公開市場委員会(FOMC)による0.25ポイントの利下げ決定を受け、より大幅な緩和を見込んでいた一部の間で失望感が広がり、米国債利回り曲線の短期側はすぐに上昇した。パウエル議長は記者会見で、今回の緩和をサイクル中盤での調整と呼び、長期にわたる一連の利下げの始まりではないと説明した。

Treasury yield curve crushed in wake of Powell's comments

  マッコーリー銀行の為替ストラテジスト、エイミア・デーリー氏は「これが米緩和サイクルの始まりだという市場の期待を裏切った」と述べ、「パウエル議長が示した底堅い米経済に関係するバラ色の見解も、これから大幅な金融緩和が始まるとの見方に疑問を残した」と分析した。

  年末の政策金利に関する市場の見方を表すとされるフェデラルファンド(FF)金利先物1月限インプライド金利は1.795%と、7月31日のFOMCの結果発表直前の1.72%から上昇。今回のFOMCでFF金利誘導目標は2ー2.25%に引き下げられたが、市場はここからさらに0.35ポイント程度の追加緩和を織り込んでいることを示唆している。

  米国債利回り曲線は短期側の上昇を受けてフラット化し、2年債と10年債の利回り差は3月以来の低水準となった。

原題:Treasury Curve Flattens as Fed Spurs Traders to Pare Easing Bets(抜粋)

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