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日本株は小反発、円安で業績警戒後退-決算評価の金融や輸出高い

更新日時
  • ドル・円相場は一時1ドル=109円30銭台、2カ月ぶりの円安水準
  • MUFGや野村HDなど銀行や証券の決算好感される、花王は失望
relates to 日本株は小反発、円安で業績警戒後退-決算評価の金融や輸出高い
Photographer: Kiyoshi Ota
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1日の東京株式相場は小幅に反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の為替市場でドル高・円安が進み、業績の先行きに対する警戒がやや後退した。三菱UFJフィナンシャル・グループなど決算評価が追い風となった銀行や証券、自動車など輸出関連が高い半面、決算失望の花王やコーセーなど化粧品、ヤマトホールディングスは安い。

  • TOPIXの終値は前日比2.21ポイント(0.1%)高の1567.35
  • 日経平均株価は19円46銭(0.1%)高の2万1540円99銭

〈きょうのポイント〉

  • FOMCが0.25ポイント利下げ、パウエルFRB議長は長期緩和サイクルの開始を否定
  • ドル・円相場は一時109円32銭、前日の日本株終値時点の108円56銭から円安に振れる
  • 三菱UFJフィナンシャル・グループやみずほフィナンシャルグループの4-6月決算は高い進捗率、野村ホールディングスは大幅回復
  • 花王やコーセーの四半期決算は市場予想下回る、ヤマトホールディングスは赤字
Fed Chairman Jerome Powell Holds News Conference Following FOMC Rate Decision

会見するパウエルFRB議長

  東海東京調査センターの隅谷俊夫投資調査部長は「パウエルFRB議長の発言に違和感はなく、マーケットに後遺症を残す内容ではない」と指摘。実体経済への影響やマネーの流れを考えるとFOMC後に米長期金利が上昇しなかったことは株価にポジティブだとし、連続利下げ観測が後退すれば「日本株にとっては円高リスクがなくなる」と述べた。

  上げをけん引したのは金融株。銀行、証券ともに時価総額上位企業の決算が好感された。株価は「厳しい収益環境を織り込んでいた」と隅谷氏は指摘した。

  もっとも、日経平均は取引開始直後に200円超下落し、米金融政策の受け止め方は一様でなかった。野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは「目先の米景気下げ止まりにマーケットが確証を持てない中では、パウエル議長発言は混乱させる内容だった」と話していた。「米10年債利回りと2年債利回りの差が縮小したことをみても、市場は景気がさらに下向く懸念を織り込んでいる」とみる。

1日は反発

  FOMCという重要イベントを通過して8月は上昇でスタート。しかし今月は海外投資家の売り越し傾向など良くないアノマリーがある。

8月のアノマリー記事についてはこちらをご覧ください

  • 東証33業種では証券・商品先物取引や銀行、医薬品、その他金融、サービス、輸送用機器、電機が上昇
  • 海運や化学、電気・ガス、ガラス・土石製品、陸運は下落
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