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ブラジル中銀0.5ポイント利下げ、政策金利6.00%-追加緩和示唆

更新日時
  • 弱いインフレ見通しに伴い一層の金融緩和が可能になるとの認識示唆
  • 経済見通しが曇る中で、世界的な金融緩和の流れに歩調合わせた

ブラジル中央銀行は7月31日、政策金利を0.5ポイント引き下げ、6.00%とすることを決定した。昨年3月以来の利下げとなる。経済の見通しが曇る中で、世界的な金融緩和の流れに歩調を合わせた。中銀は弱いインフレ見通しに伴い一層の緩和が可能になるとの認識を示唆した。

  ロベルト・カンポス・ネト総裁を中心とする中銀の政策委員会メンバーは、全会一致で0.5ポイントの利下げを決めた。ブルームバーグが調査したエコノミストの45人のうち18人が今回の決定を予想。残りのアナリストの大多数は0.25ポイントの利下げを見込んでいた。

  グローバルな経済活動が減速する状況で、米国と南アフリカ共和国、インドネシアの各国中銀による金融緩和の動きにブラジル中銀も追随した。ブラジル国内では重要な年金改革法案の下院での審議に大きな進展が見られ、将来のインフレ高進を招く最大の脅威が和らいだと受け止められた。

  ブラジル中銀は政策決定に伴い発表した声明で、「予想インフレの弱いシナリオ定着に伴い、刺激の度合いに追加的調整が可能になるはずだと政策委は判断している」と説明。ただその一方で、金融政策の次の対応は「経済活動の展開とリスクバランス、インフレの予測および期待に引き続き左右されることになろう」とあらためて指摘し、注意を促した。

  バンコ・サフラのチーフエコノミストで、ブラジルの政策金利予測の精度で定評のあるカルロス・カワル氏は政策決定前の段階で、「年金改革のリスクがなければ、もっと前に利下げが可能だったはずだ。50ベーシスポイントの利下げ決定はグローバルな経済情勢の弱さも反映している」とコメントした。

Central Bank Head Nominee Roberto Campos Neto Senate Confirmation Hearing

ロベルト・カンポス・ネト総裁

原題:Brazil Cuts Rates to 6% Amid Weak Growth, Signals Further Easing(抜粋)
Brazil Cuts Rates to 6% Amid Weak Growth and Global Easing Wave(抜粋)

(中銀声明の内容やエコノミストのコメントを追加して更新します.)
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