コンテンツにスキップする

クアルコムの見通し、スマホ需要低迷が重し-5G前の買い控えで

更新日時
  • 7-9月売上高見通しはアナリストの予想を下回る
  • 決算発表後の時間外取引で株価は一時約4%下落

スマートフォン向け半導体で世界最大手、米クアルコムの7-9月(第4四半期)売上高見通しはアナリスト予想を下回った。次世代通信規格「5G」対応端末の発売を見込んだ買い控えでスマートフォンの需要が低調となることが示唆された。

  7月31日の発表資料によれば、7-9月期の売上高見通しは43億-51億ドル(約4680億-5550億円)。これは前年同期比12-26%減に相当する。ブルームバーグ集計データではアナリスト予想の平均は57億2000万ドルだった。

  クアルコムのスティーブ・モレンコフ最高経営責任者(CEO)は電話インタビューで、スマホメーカーの多くが現行規格の新型高級モデルの投入を断念し、消費者は5Gに備えて買い控えていると指摘。このため短期的なスマホ見通しは「弱い」ように見えるが、新型端末の需要急伸前の一時的な現象にすぎないと説明した。

  発表後、クアルコムの株価は時間外取引で一時約4%下落した。通常取引終値は73.16ドルだった。年初来では29%上昇と、他の半導体関連銘柄と同じく大幅に上げている。

  現行のネットワークを利用する全ての携帯電話についてクアルコムが技術ライセンスの使用料を徴収する権利を巡り、同社は引き続き訴訟に直面している。しかしモレンコフCEOは、クアルコムがライセンスを供与している顧客はそれでも使用料の支払いを続けていると述べた。同社は依然として、中国の華為技術(ファーウェイ)と新たな契約の条件を巡り争っている。モレンコフ氏によると、ファーウェイは一部の支払いは行っているものの、最終合意を目指す中で支払いは止まる見通しだと述べた。

  4-6月(第3四半期)の純利益は21億ドル(1株当たり1.75ドル)と、前年同期の12億ドル(同0.81ドル)を上回った。アップルから受け取った和解金とライセンス使用料の支払い再開が利益を押し上げた。一部項目を除いた1株利益は0.80ドル、アナリスト予想平均は0.76ドル。調整済み売上高は49億ドルと前年同期の56億ドルから減少。アナリスト予想の平均は51億ドルだった。

原題:Qualcomm Outlook Weighed Down by Weak Smartphone Demand (1)(抜粋)

(CEOのコメントなどを追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE