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アップル、「iPhone」頼み変わらず-サービスやウエアラブル伸びるも

  • 売上げ全体に占めるアイフォーン割合、5割下回る
  • サービス収入は過去最高、ただしアイフォーンへの依存続く
A customer looks at an Apple Inc. iPhone XR smartphone at a SoftBank Group Corp. store in Tokyo, Japan, on Friday, Nov. 2, 2018. Softbank will announce its half-year earnings figures on Nov. 5.
A customer looks at an Apple Inc. iPhone XR smartphone at a SoftBank Group Corp. store in Tokyo, Japan, on Friday, Nov. 2, 2018. Softbank will announce its half-year earnings figures on Nov. 5. Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
A customer looks at an Apple Inc. iPhone XR smartphone at a SoftBank Group Corp. store in Tokyo, Japan, on Friday, Nov. 2, 2018. Softbank will announce its half-year earnings figures on Nov. 5.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

アップルの4-6月(第3四半期)は、売上高全体に占める「iPhone(アイフォーン)」の割合が2012年以来初めて5割を下回った。旗艦製品アイフォーンに頼らない段階に同社が入りつつある兆候とも言える。

Apple Holds Unveiling Event For Media And Entertainment Services

クックCEO

フォトグラファー:David Paul Morris /ブルームバーグ

  同四半期のサービス収入は過去最高の115億ドル(約1兆2500億円)を記録、「アップルウオッチ」などウエアラブル製品の売上げも好調だったが、アイフォーンへの依存が断ち切られたわけではない。これら2分野は伸びているものの、結局はアイフォーンとの関係に支えられている。

  アップルウオッチやワイヤレスイヤホン「エアポッド」など、アップルの全ての主要サービスとウエアラブル製品はアイフォーンとの親和性が高かったり、それが必要だったりする。アップストアやアップル・ペイ、アップル・ニュース、そして今後導入されるゲームサービスもほとんどがアイフォーンを通じて利用される。

  アップルの30日の発表資料によれば、アイフォーンと関連しない2つの主要製品ラインである「Mac(マッキントッシュ)」と「iPad(アイパッド)」が4-6月期売上高全体に占める割合は前年から増えたものの、合わせて20%にとどまった。アップルは拡張現実と仮想現実を複合するヘッドセットを向こう数年以内に発売する計画だが、これもアイフォーン依存型となる可能性が高い。

  アップルがアイフォーンそのもの以外でも成功していくためには、アイフォーンを売り続けるか、自社のサービスを競合他社のモバイル機器のユーザーが切り替えたくなるほど良い内容にしていく必要がある。4-6月期のアイフォーン売上高は前年同期比12%減だったが、同社の経営幹部は電話会議で、値引き販売や支払い方法の多様化、下取りプログラムなどの販促の取り組みが奏功していると述べた。

  ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は下取りプログラムが「素晴らしい勢いを示して」おり、下取り件数が前年比で5倍になったと述べた。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は「顧客の力強い反応」が得られていると語った。

  新型アイフォーンの発売が見込まれる7-9月(第4四半期)の業績見通しには、こうした経営幹部の楽観的見方が反映された。アップルの売上高見通しは610億-640億ドルと、アナリスト予想の平均(610億ドル)を上回った。

原題:Apple Faces Life After IPhone While Still Banking on the IPhone(抜粋)

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