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ドルは108円半ば、FOMCは10年半ぶり利下げへ-追加緩和余地に注目

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=108円台半ば付近で推移。日本時間あす未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて、約10年半ぶりの利下げが見込まれる中、小動きながらやや上値の重い展開となった。

  • 午後3時23分現在のドル・円は前日比0.1%安の108円54銭。日中は108円65銭から108円50銭とわずか15銭の値動き
  • ポンド・ドル相場は0.1%高の1ポンド=1.2163ドル。合意なき欧州連合(EU)離脱懸念から前日に2017年3月以来の安値(1.2119ドル)を付けた後、FOMCを控えて下落が一服
  • オーストラリア・ドルは上昇。予想を上回る豪物価指標を受け、対ドルでは6月以来の安値の1豪ドル=0.6863ドルから0.6899ドルまで反発
FOMC見極めへ

市場関係者の見方

外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問

  • 前日に日銀が金融政策変更なしを発表し、FOMCの結果について利下げ観測が根強いことを踏まえると、ドル・円の上値は重い
  • FOMCで25ベーシスポイント(bp)の利下げを見込んでいるが、市場では織り込み済み。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長会見で今後の追加緩和の回数を見極めたい
  • 米追加緩和観測があり、秋口までは日米の金融政策スタンスの差は広がる見通し

みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケットエコノミスト

  • 市場では米利下げが何回あるのかに関してコンセンサスがない。追加利下げが続くとの見方になれば円高になりやすい。一方、パウエル議長がタカ派発言をすれば、ドル・円を買うという反応になってしまうだろう

バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト

  • 織り込み済みの米利下げを淡々と実施するのであれば、最近のレンジをどちらかの方向に抜けていくことは考えにくい。ドル・円はここ1、2カ月ほど109円台で打ち返されており、109円のところはかなり重い印象。一方、108円もなかなか下げ切らない感じ

背景

  • FOMCは米東部時間午後2時(日本時間8月1日午前3時)に声明を発表し、パウエル議長が午後2時半(同午前3時半)から記者会見に臨む予定

  • 米オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)取引に基づき推計される今回のFOMCでの利下げ確率は100%。利下げ幅は25bpが87%、50bpが13%の織り込み

  • トランプ米大統領は30日、米金融当局に対し「大幅な」利下げを改めて要求
  • ダドリー前NY連銀総裁はブルームバーグのコラムで、米利下げが一度切りで終わる可能性は十分にあると主張

  • 豪州の4-6月の消費者物価指数(CPI)は前期比0.6%上昇と、市場予想を0.1ポイント上回る。トリム平均は同0.4%上昇と予想と一致

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