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中国、貿易摩擦に「有効に対処」-年後半の経済運営方針

更新日時
  • 大規模な追加緩和策の約束は控える-レバレッジ引き下げに言及せず
  • 既存政策のより効果的な実行を強調している-スタンダードC

中国共産党は30日に中央政治局会議を開き、今年後半の経済政策を巡る優先事項を決めた。貿易摩擦に「有効に」対処すると言明するとともに、追加の景気刺激策は漸進的とする方針を示した。

  国営メディアが伝えた声明によると、積極的な財政政策を続けつつ、過剰な引き締めでも過度な緩和でもない穏健な金融政策を維持すると表明。「貿易摩擦には有効に対処」するとした。

  25人から成る政治局は今年前半の経済動向を振り返るとともに、年後半の計画を議論。大規模な追加緩和策を約束することは控える一方、「ゾンビ」企業の処理加速を含めた改革や、農村部の消費など未開発部分の強化に軸足を置いた。

  政治局は民間部門や製造業に長めの貸し出しを増やすとしながらも、「短期的な景気刺激の手段として不動産を活用することはせず」、住宅は「住むためのもので投機の対象ではない」との姿勢をあらためて示した。

  これまで言及していたレバレッジレシオの引き下げには触れず、当局には金融セクターのリスクに対処するペースを管理するよう求めた。

  スタンダードチャータード銀行の大中華圏・北アジア担当チーフエコノミスト、丁爽氏(香港在勤)は「現行の政策方針に大きな変更はなく、既存政策のより効果的な実行が強調されている」と指摘。中国当局は今後の逆風の強まりを認めつつ、その対応は刺激策を直接的に強化するのではなく、内需の活用に向けた改革推進に重点が置かれているとコメントした。

原題:China’s Politburo Vows Action on Trade, Tweaks Stimulus Policy(抜粋)

(経済運営方針の詳細や市場関係者のコメントを追加し更新します.)
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