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債券上昇、欧米債高や超長期中心に買い-長期金利は4週間ぶり低水準

更新日時

債券相場は上昇。長期金利は約4週間ぶりの低水準になった。前日の欧州や米国の債券相場が上昇した流れを引き継いだことに加え、月末に向けて投資家が保有債券の年限を長期化する買いを超長期債中心に入れたとの見方が出ていた。

  • 新発10年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.16%と5日以来の低水準
  • 新発20年債利回りは0.20%と5日以来の低水準、新発30年債利回りは一時1.5bp低い0.345%まで低下
  • 長期国債先物9月物の終値は3銭高の153円80銭。一時153円85銭まで上昇後、引けにかけて伸び悩み

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 年金による月末リバランスの買いが入って超長期債が強い。
  • 10年債はドル・円ベーシススワップの拡大でドルに転換した日本国債の妙味が高まった海外勢の買いではないか
  • ただ、米連邦公開市場員会(FOMC)を控えて動きにくい上、国内勢の投資の中心である20年債では節目の0.20%に抵抗感を感じる投資家も多いだろう
  • 明日の10年債入札の結果はあまり良くなさそう。日銀が利下げにあまり前向きでなく、ヘッジの買いも入りにくい上、入札翌日に日本銀行のオペが入らなければ徐々に効いてくる

日銀オペと運営方針

  • 対象は残存期間1年超5年以下と5年超10年以下、買い入れ額はいずれも前回から据え置き
  • 午後5時に8月の国債買い入れの運営方針を公表
  • 野村証の中島氏
    • 5ー10年オペの応札倍率上昇は10年入札前に外すニーズがあったためだろうが、案分利回り格差はいずれの年限もほぼ予想通りで、弱くない結果
    • 8月の計画は、直近の買い入れ額がいずれの年限もレンジのほぼ中央値にあり、FOMC前日にあえて減額を示唆する変更は考えにくい
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.210%-0.245%-0.160%0.200%0.350%0.390%
前日比+0.5bp横ばい-0.5bp-1.0bp-1.0bp-1.0bp
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