コンテンツにスキップする

ヘッジファンドのエレメント、成功報酬40%に引き上げ-時代に逆行

富豪のジェフ・タルピンズ氏のヘッジファンド会社、エレメント・キャピタル・マネジメントは、マクロ戦略ヘッジファンドの成功報酬を40%に引き上げる。事情に詳しい関係者が明らかにした。手数料を引き下げるファンドが多い最近の傾向に逆行した動きだ。

  運用の結果得られた利益に対する成功報酬の割合を、これまでの25%から15ポイント引き上げる。一方、預かり資産に対する管理手数料は2.5%から2%に引き下げるが、それでも大半のヘッジファンドに比べて高い。今年末時点で適用する。

  成功報酬引き上げは、設定以来のリターンが年率プラス20%というエレメントだから可能。過去4年のマクロファンドの成績は平均年率プラス1.7%、これに対しエレメントは同16%だった。

  非公開情報だとして関係者が匿名を条件に述べたところによると、手数料などの変更と同時にエレメントは運用資産を、5分の1に相当する約36億ドル(約3910億円)減らす計画だ。新手数料に不満な投資家は、9月30日までに解約請求を行うことができる。解約金額の合計が目標額に満たない場合は、比例配分で投資家に返還するという。

  ヘッジファンドの手数料は、さえない成績に失望した投資家から、ここ10年余り圧力を受けてきた。ユーリカヘッジの2019年のデータによると、設立時のヘッジファンドの平均管理手数料は06年に1.59%だったが、現在は1.18%。成功報酬は06年の平均18%から14.45%に低下している。

  エレメントの担当者はコメントを控えた。

原題:Talpins Hikes Fees to 40% at Element Capital, Defying Industry(抜粋)


    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE