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Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg

シティが数百人の削減を計画、世界で大手によるレイオフ増加

  • 上期の株式トレーディング収入は17%減と不振
  • 債券・株トレーディング部門の約10%が対象になる見込み-関係者
Signage is displayed outside of a Citigroup Inc. bank branch in New York.
Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg

シティグループは業績不振のトレーディング部門で数百人規模の人員削減を行う準備をしている。顧客需要が縮小する中、レイオフ(一時解雇)で対応する大手企業が世界的に増えている。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、シティは年末までの間、債券・株式トレーディング部門で人員削減を進める計画。株式の少なくとも100人を含み、部門全体の約10%が対象になる見込みだという。これら関係者は詳細が非公開であることを理由に匿名で明らかにした。

  米大手銀の顧客は貿易戦争や、資産価格のボラティリティーが過去最低水準付近で推移していることに直面して取引に消極的となっており、各行の1-6月(上期)トレーディング収入は過去10年余りで最低水準に落ち込んでいる。上位5行のトレーディング収入は1-3月(第1四半期)の14%減に続き、4-6月(第2四半期)も8%減となった。

  ドイツ銀行は今月、1万8000人の削減を含む事業再編計画の一環として株式トレーディングからの撤退を発表。金融危機以来最悪の様相を示す状況の中、HSBCホールディングスやソシエテ・ジェネラルなど欧州の他の大手銀行も数百人規模の削減を実施する。

  シティの担当者はコメントを控えた。

  シティの29日の内部メモによれば、業界再編の動きや利幅への一段の圧縮を背景に、同行は株式事業とプライム・先物・証券サービス部門を統合し、ダン・キーガン、オカン・ペキン、マレー・ロースの3氏が統括する。

  シティの29日の株価終値は0.6%安の71.76ドル。

  同行の今年上期の株式トレーディング収入は17%減の16億ドル(約1740億円)となり、ブルームバーグ・インテリジェンスによると、米大手銀の中で最も低かった。トレーディング全体でも5%減となった。

  シティの4-6月期のコスト削減はアナリスト予想を上回ったが、同行の経営幹部は今月、7-12月(下期)も引き続きコスト削減を推し進めると表明した。

原題:Citi Plans Hundreds of Trading Job Cuts as Revenue Declines (1)(抜粋)

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