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7月29日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ポンドが下落、合意なき離脱の懸念強まる-ドル上昇

  29日のニューヨーク外国為替市場では、ポンドが大幅安。英国の合意なき欧州連合(EU)離脱の可能性、およびそれが英経済に悪影響を及ぼし得るとの見方が強まった。利下げ観測を背景にオセアニア通貨も安い。これらを背景に、米ドルが上昇。トランプ米大統領は今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)定例会合を前に、米金融当局をツイッターで攻撃した。

  • ニューヨーク時間午後4時46分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%高。トランプ氏が米金融当局に一段と積極的な金融緩和を促した後、同指数は一時6月3日以来の高値をつけた
    • 米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ヘッジファンドなどの投機筋は7月23日終了週にドルのロングポジションを縮小した
  • ポンドは2017年3月以来の安値に下落。ジョンソン英首相は合意なき離脱への準備を強化した
  • ポンドは対ドルで1.3%安。一時は1.4%下げた
  • ドルは対ユーロで0.2%安の1ユーロ=1.1147ドル。対円では0.1%高の1ドル=108円77銭

欧州時間の取引

  ポンドが主要10通貨で下落率トップ。ジョンソン英首相が合意なき離脱への準備を強化したことが背景。ニュージーランド・ドルも安い。市場は来週の同国での利下げを高い確率で織り込んでいる。
原題:Pound Underperforms G-10 Peers on Brexit Worries: Inside G-10(抜粋)
Pound Falls as No-Deal Brexit Takes Center Stage: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500種は小反落、ハイテク株が重し

  29日の米株式市場ではS&P500種株価指数が小反落。大型テクノロジー株が下げて主な指数を圧迫した。連邦公開市場委員会(FOMC)定例会合を控え、米国債は小幅高。

  • 米国株はS&P500が小反落、アマゾンなどハイテク株が安い
  • 米国債は小幅高、FOMC控え-10年債利回り2.07%
  • NY原油は3営業日続伸、米利下げへの期待感で
  • NY金は小幅続伸、米中協議を待つ展開

  アマゾン・ドット・コム、フェイスブック、アルファベットやネットフリックスがいずれも下げ、S&P500種は下落。翌日に決算発表を控えたアップルは買われ、ダウ工業株30種平均を支えた。この日は製薬会社ファイザーが特許切れ医薬品事業を後発医薬品メーカーの米マイランと統合すると発表。これでマイランが急伸し、医薬品株が幅広く買われた。

  S&P500種株価指数は前週末比0.2%安の3020.97。ナスダック総合指数は0.4%低下。一方、ダウ平均は28.90ドル(0.1%)高の27221.35ドル。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.07%。

  TDアメリトレードのチーフマーケットストラテジスト、ジョー・キナハン氏は「FOMC会合以外の点でも非常に重要な1週間だ。明らかにFOMCに比べ影が薄いが米雇用統計もあり、興味深い決算の発表も控えている。非常に忙しい週になる」と語った。

  ニューヨーク原油先物相場は3営業日続伸。米利下げが需要を押し上げるとの期待を背景にここ3週間近くで最も大幅な上昇となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は67セント(1.2%)高の1バレル=56.87ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は25セントの63.71ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅続伸。米中協議の行方を見極めたいとの思惑が強く、小動きとなった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%高の1オンス=1433.30ドル。
原題:Stocks Edge Lower as Tech Weighs; Treasuries Rise: Markets Wrap(抜粋)
Oil Advances Most in Almost Three Weeks as U.S. Rate Cut Awaited
PRECIOUS: Gold Pauses Ahead of Action-Packed Week for Fed, Trade

◎欧州債:ドイツ債上昇、合意なき離脱懸念で英国債が高い

  29日の欧州債市場でドイツ債が上昇、イールドカーブはフラット化した。英国債はユーロ圏国債よりも堅調となった。英国の合意なきEU離脱懸念が強まったことが背景。金融市場動向によると、英中銀の次回利下げは2020年3月と予想されている。英中銀は8月1日に金融政策決定会合を開く。

  • ドイツ債のイールドカーブはブルフラット化。準中核国債は大半が中核国債を上回るパフォーマンス
  • 英国債は中期債を中心とした上げが縮小。ジョンソン英首相は新たな離脱合意の実現に自信を見せた。10年債利回りは一時6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて0.63%と、2016年8月以来の低水準に下げた
  • イタリア債は変わらず。30日の国債入札を控え利回りは一時5bp低下した後、上昇
  • ドイツ10年債利回りは2bp下げてマイナス0.40%、フランス10年債利回りは2bp下げてマイナス0.14%。イタリア10年債利回りは変わらず1.57%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Bunds Rise as Gilts Lead on Hard-Brexit Fears; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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