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Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

日本株は反発、受注改善期待の半導体やファナック高い-FOMC待ち

更新日時
  • スクリンHは半導体製造装置の受注増、ファナック利益は予想上回る
  • 日銀は金融政策を維持、市場の関心は米FOMCに移る
An employee looks at monitors at the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on Tuesday, May 7, 2019. Trading resumed Tuesday after a 10-day Golden Week holiday with a slew of news for investors to process.
Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

30日の東京株式相場は3日ぶり反発。受注好調が確認されたSCREENホールディングスなど半導体株が軒並み高く、第1四半期決算が市場予想を上回ったファナックも上昇。電気・ガスや医薬品、保険など内需の一角も高い。

  • TOPIXの終値は前日比7.01ポイント(0.4%)高の1575.58
  • 日経平均株価は同92円51銭(0.4%)高の2万1709円31銭

〈きょうのポイント〉

  • ファナックの第1四半期営業利益は市場予想上回る、SCREENホールディングスの受注は前年同期比で増加
  • 日本電気硝子は通期減益計画に変更、オリックスは第1四半期減益
  • 日本銀行は金融政策の運営方針を維持
    • 米連邦公開市場委員会(FOMC)は30、31日開催
Advance in Japanese Stocks Loses Steam as Trade Concerns Linger

東京都内の証券会社店頭前

  みずほ証券の倉持靖彦投資情報部長は「日銀決定会合はノーサプライズ。投資家はFOMCを控えて基本様子見」と前置きした上で、「米金融当局は今以上にハト派的なスタンスを見せることはなさそう。為替相場がドル高・円安に振れる可能性があるため、日本株はサポートされている」と述べた。

  上げを主導したのは半導体関連株。スクリンHが決算を受けて買われ、東京エレクトロンやアドバンテストは年初来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の折見世記シニア投資ストラテジストは「OECD景気先行指数の推移から、グローバル経済に回復の芽が出ていると判断される。決算はあまり良くないが、今が最悪という受け止めが広がれば先行き期待が戻ってくる可能性がある」と語った。

  きょうから始まるFOMCについて、SMBC日興証券投資情報部の松野利彦氏は「25ベーシスポイントの利下げとともに今後の利下げ継続を示唆するというメインシナリオなら、株式市場は緩やかなリスクオンになる」とみる。一方、「今後様子見のスタンスなら株価に頭打ち感や出尽くし感が出る可能性がある」と言う。利下げが50ベーシスポイントなら目先はポジティブだが「打ち止め感が出ると米国株は頭打ちになる公算。為替がドル安・円高に振れ日本株にもマイナス」と指摘した。

30日は反発
  • 東証33業種では電機や電気・ガス、保険、食料品、医薬品が上昇率上位
  • その他金融、情報・通信、パルプ・紙は下落
  • 東証1部の売買代金は2兆850億円、8営業日ぶりに2兆円回復-取引終了時にTOPIXの浮動株比率の定期見直しが反映されたことも商い増加の要因
  • みずほ証券の5日付リポートによると、ウエート増加が最も大きいのはルネサスエレクトロニクスで株価は上昇、ウエート減少が最も大きいソフトバンクグループは下落

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