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債券下落、米景気悲観論の修正で金利上昇警戒-日米の金融政策見極め

更新日時

債券相場は下落。米国景気への過度な悲観論修正を背景にした米金利上昇への警戒感から売り圧力が掛かった。日本と米国の金融政策決定会合を控えて様子見姿勢が強まり、現物債、先物市場とも取引は低調だった。

  • 新発10年債利回りは前週末比0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.15%
  • 超長期債利回り上昇が目立つ。新発30年債利回りは1bp、新発40年債利回りは1.5bpの上昇
  • 午前の日本相互証券の業者間取引では、新発国債が全年限で取引成立せず
  • 長期国債先物9月物の終値は4銭安の153円69銭。日中売買高は9980億円と中心限月ベースで昨年7月以来の低水準

市場関係者の見方

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 米景気については悲観に傾き過ぎている感があるが、前週末に発表された4-6月の米実質国内総生産(GDP)を見ると、設備投資の弱さが示されたものの、利下げをしなくてはいけない経済環境でもない
  • 今週の連邦公開市場委員会(FOMC)後に発表される米供給管理協会(ISM)製造業景気指数や米雇用統計が強い内容となれば、追加利下げの必要性が疑問視される可能性があり、金利が上昇するリスクもある
  • 日本銀行の政策決定会合に関しては、米金融当局がマーケットの想定範囲内で動く見通しにある中であえて今カードを切る必要はないだろう
  • 日銀は簡単に動けないと思われ、債券市場のボラティリティーも出にくい

背景

  • 4ー6月の米GDPは前期比年率2.1%増、市場予想は1.8%増
  • FOMCは30、31日開催。ブルームバーグ実施のエコノミスト調査では25bpの利下げ予想が優勢

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.215%-0.235%-0.150%0.215%0.365%0.410%
前週末比横ばい+0.5bp+0.5bp+0.5bp+1.0bp+1.5bp
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