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Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

ジョンソン英首相が離脱準備「戦時内閣」設置-合意なきに現実味

更新日時
  • 「合意なき離脱は今や極めて現実的な可能性だ」とゴーブ氏
  • 合意なき離脱阻止の動きを封じるため議会の休会や選挙実施も準備
A Union flag, also known as a Union Jack, flies above European Union (EU) flags during an anti-Brexit protest near the Houses of Parliament in London, U.K., on Wednesday, July 24, 2019. British business is wasting no time in urging new U.K. Prime Minister Boris Johnson to avoid crashing out of the European Union.
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

ジョンソン英首相が10月31日までの欧州連合(EU)離脱実現に向け、6人の主要閣僚で構成する「戦時内閣」チームを設置したと28日付の英日曜紙サンデー・タイムズが報じた。ジョンソン氏の一番の側近で、「合意なき離脱」の準備を担当するゴーブ国務相(ランカスター公領相)は同紙に寄稿し、「合意なき離脱は今や極めて現実的な可能性だ」と述べた。

  英首相官邸の28日の声明によれば、合意なき離脱への準備を政府が強化する中で、作業を統括する閣僚チームをゴーブ国務相が指揮する。10月31日までの確実なEU離脱を目指し、ウイークデーだけでなく週末も会合が毎日開かれることになるという。

  ゴーブ氏はサンデー・タイムズ紙への寄稿で、EUが離脱交渉の再開に同意しない限り、合意なき離脱が最も可能性の高い帰結になると主張。「彼らが考えを変えることを今も期待しているが、そうならない前提で動かなければならない。合意なき離脱は今や極めて現実的な可能性だ。準備に確実を期す必要がある」と訴えた。  

  タイムズ紙によると、2016年の国民投票前に離脱キャンペーンを主導し、首相の上級顧問に就任したドミニク・カミングス氏は26日夜、顧問らを首相公邸に招集し、「必要ならどんな手段を使っても」EU離脱を実現させると伝えた。同氏によれば、合意なき離脱を阻止しようとする恐れのある動きを封じるため、首相には議会の休会や選挙実施の用意があるという。

  同紙が伝えたところでは、ジョンソン首相の戦時内閣チームのメンバーには、ゴーブ氏のほか、ジャビド財務相、ラーブ外相、バークレイEU離脱担当相、コックス法務長官といずれも合意なき離脱を支持する離脱推進派の閣僚が名を連ねている。

New U.K. PM Johnson Builds Team to Deliver Split From EU

7月24日の首相就任後に首相官邸に到着したジョンソン氏

Boris Johnson arrives at number 10 Downing Street after becoming Prime Minister on July 24.

原題:U.K. Starts No-Deal Brexit Meetings as It’s Now a Real Prospect
Johnson Forms ‘War’ Cabinet as No-Deal Prospect Rises: Times (1)(抜粋)

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