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Photographer: Joe Raedle/Getty Images North America
cojp

米中貿易協議、今週再開-双方とも妥結への強い意欲示さず

  • 3カ月ぶりの対面協議は上海で30日から2日間の日程で実施
  • トランプ大統領:中国は米大統領選挙後まで合意を待つ可能性ある

米国と中国の通商交渉は今週、上海で再開される。両国協議が頓挫して以来、約3カ月ぶりの対面協議となる。ただ、1年前から続く貿易戦争で打開策が見つかるとの期待は高まっていない。

  協議は30日から2日間の日程で行われる。トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は6月29日、大阪での20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて会談し、「休戦」で合意していた。米中間の緊張は根強く、両国ともこのところまちまちのシグナルを発し、いずれも妥結への強い意欲は示していない。

Key World Leaders Attend The G-20 Summit

トランプ大統領と習国家主席(6月28日、大阪)

Photographer: Kim Kyung-Hoon/Pool via Bloomberg

  中国は米農産品を購入する用意を示唆する一方で、香港の反政府デモをひそかに操っていると米国を非難。また26日には、華為技術(ファーウェイ)の荷物を誤配送したとする米フェデックスの主張を巡る調査で、さらなる法律違反が見つかったと指摘した。

  トランプ大統領はテクノロジー企業幹部との会合で、ファーウェイへの販売制限や規制緩和の可能性を議論したが、他の米当局者らは速やかな通商合意に至る可能性に否定的な見方を示した。

  モルガン・スタンレーの中国担当チーフエコノミスト、邢自強氏(香港在勤)は、「重要な対立点に関しては両国の隔たりは依然大きいままだ」と指摘。「包括的合意への明確な道筋はまだ見えない」と説明した。

  中国は3つの主要な要求を変えていない。すなわち、米国が現在課している制裁関税全てを直ちに撤回することと、均衡の取れた協定、米産品の追加購入についての現実的な目標だ。中国紙、経済日報が運営するブログ「陶然筆記」の26日の論説は、上海での協議で米国が従来の立場を変えなければ何の成果も得られないだろうと指摘。米国が合意を望むなら、まず全ての追加関税を撤回すべきだとし、相互の平等と尊重が合意に至る唯一の道だと主張した。

  一方、米国は中国経済の構造改革や知的財産権の保護強化、貿易関係の均衡化などを求めている。ロス米商務長官は23日、トランプ大統領が目指しているのは「適切な取引」を行うことだと述べた。

  ホワイトハウスのクドロー国家経済会議(NEC)委員長は26日、記者団に、訪中団を率いるライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン財務長官は「合意には至っていないが9割程度合意に至っていたと思われる5月の時点に立ち返りたいという考えを示すだろう」と語った。

  トランプ大統領は26日、中国は米民主党との通商合意を望むと思われることから、2020年の米大統領選挙後まで合意を待つ可能性があるとの見方を示した。大統領は「中国は恐らく『待とう』と言うのではないかと思う。私が勝てば中国はほぼ即座に協定の締結に応じることになるだろう」と、ホワイトハウスで記者団に語った。

U.S. soy exports won't reach level before China tariffs hit until 2027

原題:U.S.-China Talks Set to Resume as Neither Seems Eager for a Deal(抜粋)

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