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7月26日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数続伸、週間ベースの上昇率は2月以来最大

  26日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数が続伸。週間ベースでは2月以来で最大の上昇となった。トランプ米大統領は他国の為替操作をなおも懸念しているが、ドル安誘導は検討していないとの政府高官発言を受けて、ドル上昇に弾みがついた。一方、ポンドは対ドルで2年ぶり安値。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇
    • 6月18日以来の高値を付ける場面もあった。週間ベースでは0.8%上昇と、2月以来の大幅高
    • ドルは今週、主要10通貨の全てに対し上昇
    • 自国・地域の通貨を安い方向に誘導している諸外国についてトランプ大統領は懸念しているが、「だからといってドルを引き下げるという話にはならない」と、ホワイトハウスのクドロー国家経済会議(NEC)委員長がCNBCに話した
    • 関係者によれば、トランプ大統領は今週ホワイトハウスで開かれた通商関連の会議で、為替介入の可能性を当面は却下した
    • ドルは朝方、4-6月(第2四半期)米実質GDP速報値が予想を上回ったことを受けて上昇。GDPは前期比年率2.1%増加(市場予想は1.8%増)
  • ニューヨーク時間午後4時13分現在、ユーロはドルに対して0.2%安の1ユーロ=1.1126ドル
    • ユーロは今週0.9%下落
  • ポンドはドルに対し0.6%安の1ポンド=1.2388ドル
    • 一時は1.2376ドルと、2017年4月以来の安値を付けた
    • ジョンソン英首相は欧州連合(EU)離脱を巡り、バックストップ条項を撤回することが唯一の解決策だと、ドイツのメルケル首相に伝えた
  • ドルは対円では0.1%高の1ドル=108円70銭
    • 週間ベースでは0.9%高と、3月以来最大の上昇
    • 日銀内には、政策金利のフォワードガイダンス(指針)を強化する効果について懐疑的な意見があることが、複数の関係者への取材で明らかになった

欧州時間の取引

  米GDP統計発表を控えて、ドル指数は週間ベースで堅調な展開。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や米雇用統計などを待つ展開で、主要10通貨の大半はレンジ取引にとどまった。

原題:Dollar Heads for Top Weekly Gain Since February: Inside G-10(抜粋)
Dollar Heads for Weekly Gain Before U.S. GDP Data: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500種が最高値更新、テクノロジー高い

  26日の米株式相場は反発。S&P500種株価指数とナスダック総合指数が最高値を更新した。グーグル親会社のアルファベットの決算が堅調だったことを受け、テクノロジー株が上げを主導。4-6月(第2四半期)の米実質国内総生産(GDP)速報値は市場予想ほど減速しなかったものの、来週の利下げ観測は後退しなかった。

  • 米国株は反発、S&P500とナスダックが最高値更新-ハイテク高い
  • 米国債はほぼ変わらず、10年債利回り2.07%
  • NY原油は上昇、供給懸念で
  • NY金は反発、米GDP受けて利下げ観測継続

  ツイッターとアルファベットが上昇。両社はいずれも売上高が予想を上回った。一方、アマゾン・ドット・コムは決算が予想を下回ったことを背景に下落。

  S&P500種は前日比0.7%高の3025.86で終了。ダウ工業株30種平均は51.47ドル(0.2%)上げて27192.45ドルで終えた。ナスダック総合指数は1.1%上昇。ニューヨーク時間午後4時34分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.07%。

  インディペンデント・アドバイザー・アライアンスの最高投資責任者(CIO)、クリス・ザカレリ氏は「市場予想より良かったGDP統計と引き続き予想を上回っている業績を受け、株価は最高値を更新している」と指摘。「金利が低い水準で推移し続ける中、市場が米金融当局に利下げを催促しているとも言える」と述べた。

  今回の決算発表シーズンでは企業業績に支えられて株価は上昇したが、企業の利益に減速の兆しがあるかどうかを投資家は引き続き注視している。中央銀行の動向が最大の注目であることに変わりはなく、米金融当局は来週の会合で緩和に踏み切ると見込まれている。米10年債利回りはほぼ変わらずで終了したものの、GDP発表直後は上昇する場面もあった。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。週間でも値上がりした。メキシコ石油公社が4-6月に原油生産が約10%減少したと明らかにしたほか、イランが中距離弾道ミサイルを試射したとの報道を受けたペルシャ湾沿岸地域の情勢緊迫化で、供給懸念が広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は18セント(0.3%)高の1バレル=56.20ドル。ロンドンICEの北海ブレント9月限は7セント上げて63.46ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。4-6月のGDP速報値は市場予想ほど減速しなかったものの、企業の設備投資と輸出が減少したことから、利下げ観測が維持された。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比0.3%高の1オンス=1432.20ドルで終了した。

原題:Stocks Close at Record Highs; Bonds Steady on GDP: Markets Wrap(抜粋)
Oil Ends Week Higher as Supply Threats Outweigh Doubts on Demand(抜粋)
PRECIOUS: Gold Gains as Slower U.S. Growth Underscores Rate View(抜粋)

◎欧州債:イタリア債下落、製造業統計が材料-ドイツ債は上昇

  26日の欧州債市場でイタリア債が下落。製造業統計が市場予想を下回ったことが材料となった。ドイツ債は上昇。中核国、準中核国の長期債が堅調だった。

  • イタリア債は10年債を中心に売られた
  • ドイツ債は上昇。長期債を中心に買いが入った。米GDPの伸びが市場予想を上回ったことから、一時は上げを失う場面もあった
  • 英国債は上昇。ジョンソン首相がより有利な条件でのEU離脱協定を求めたがEUがこれを拒否。合意なき離脱の可能性が高まった
  • ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げてマイナス0.37%、フランス10年債利回りは1bp下げてマイナス0.12%。イタリア10年債利回りは5bp上げて1.56%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Fall, Bunds Climb; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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