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増幅から抑制へ-経験積んだ中国勢が人民元の安定に寄与

  • 政府が資本流出を回避するため元安に歯止めをかけるとの見方
  • 1ドル=6.9元に近づくと多くの銀行顧客が元買いとトレーダー
CHINA-ECONOMY-FOREX
Photographer: JOHANNES EISELE/AFP
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中国勢が人民元取引で従来と異なる動きをしていることが、元相場急変の抑制に寄与しているとストラテジストらは指摘している。

  2015年終盤から18年末まで中国の企業や個人は大方、人民元が弱くなれば外貨を買い、人民元が高い時に外貨を売っていたことをブルームバーグの集計データは示している。だが最近は逆だ。人民元が安い時に外貨を売っている。中国政府が資本流出を回避するため元安に歯止めをかけるとの見方に基づき取り引している。

Change in trading strategies has helped keep the yuan steady lately

  BNPパリバの季天鶴ストラテジスト(北京在勤)は「銀行顧客による元売買の変化が元相場の安定に寄与し、中国人民銀行(中央銀行)が介入する必要性を減らしている」と述べた。中国の投資家が以前よりも人民元の変動への対応で経験を積んでいることを示しているとも指摘した。

  トレーダーが匿名を条件に明らかにしたところによれば、今は人民元が値下がりし1ドル=6.9元に近づくと多くの銀行顧客が人民元を買い入れる。この水準は元相場で政府の譲れない一線だと言うアナリストもいる。

  26日の人民元は上海時間午後0時21分(日本時間同1時21分)現在、0.07%安の6.8785元。

原題:Chinese Companies Are Changing the Way They Trade the Yuan (2)(抜粋)

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