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7月25日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ユーロが乱高下、ECB総裁の発言に振られる

  25日のニューヨーク外国為替市場ではユーロがドルに対し荒い値動き。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の強弱まちまちなコメントを消化する展開だった。総裁は「今日、悲観的になるのは難しい」とする一方、ユーロ圏は「長期にわたり」刺激策が必要だとの見方も示した。

  • ニューヨーク時間午後5時2分現在、ユーロはドルに対して0.1%高の1ユーロ=1.1147ドル
    • 2017年5月以来の安値となる1.1102ドルをつけた後、上昇に転じて一時は1.1188ドルに
    • ドラギ総裁はユーロ圏がリセッションに陥るリスクは低いとコメント。景気てこ入れのため直ちに緩和策を導入するとの一部の期待は裏切ったものの、大規模な追加金融緩和がなお必要だとの見方は強調
    • 複数のECB政策委員が9月利下げを確実視していると伝わった後、ユーロは上げ幅を縮小
  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇
    • ドルは主要10通貨の大半に対して上昇
    • この日の米指標は、6月の耐久財受注が予想を上回り、先週の週間失業保険申請件数は前週比で減少
  • ドルは対円で0.4%高の1ドル=108円63銭
    • 米国債利回りの上昇を背景に、遅い時間に108円75銭で日中高値付ける
  • ポンドはドルに対し0.2%安の1ポンド=1.2458ドル。一時は0.3%高となっていた
    • ジョンソン英首相は欧州連合(EU)離脱協定のバックストップ条項の撤回を要求したが、EUは直ちにこれを拒否した

欧州時間の取引

  ユーロが約2カ月ぶりの安値近辺にとどまった。ドイツIfo経済研究所の独企業期待指数が7月は92.2と、2009年以来の低水準だったことが重し。米10年債利回りが横ばい推移する中、ドル指数はほぼ変わらず。
原題:Euro Whipsawed as Traders Weigh ECB Policy Outlook: Inside G-10(抜粋)
Euro Hurt by Poor German Data Before ECB Decision: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株は下落、米国債はECB総裁発言で下落

  25日の米株式相場は下落。大量の企業決算を消化する中、売りが優勢になった。S&P500種株価指数とナスダック総合指数は前日に最高値を更新していた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が予想されたほどのハト派的な見解を示さなかったことから欧州債市場で利回りが上昇。米国債利回りもつれて上昇した。

  • 米国株は下落、大量の決算を消化
  • 米国債は下落、ECB総裁発言で-10年債利回り2.08%
  • NY原油は反発、米在庫の引き締まりや欧州緩和観測で
  • NY金は反落、12月限は1オンス=1427.50ドル

  S&P500種の全11セクターが下落。ダウ工業株30種平均は約2週間ぶりの安値を付けた。4-6月(第2四半期)決算で利益が予想を上回った日用品・工業品メーカーの3Mは上昇して始まったが、下げに転じた。テスラは前日夕に発表した決算が失望を誘い下落。フェイスブックは決算内容については良かったが、連邦取引委員会(FTC)の調査開始を明らかにしたため、売りが優勢になった。

  S&P500種は前日比0.5%安の3003.67で終了。ダウ平均は128.99ドル(0.5%)安の27140.98ドルで終えた。ナスダック総合指数は1%下げた。ニューヨーク時間午後5時現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.08%。

  FTSEラッセルの世界市場調査担当マネジングディレクター、アレック・ヤング氏は「この日のECBのハト派姿勢にもかかわらず株価が軟調になったため、米金融当局が来週、予想通り利下げを実施しても株価の上値余地がどの程度あるか疑問が生じる」と指摘。「世界経済の先行指標は依然として弱く、ファンダメンタルズ改善を示す兆候が強まらない限り、投資家は買い続けることにますます消極的になっているようだ」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。米国内の原油在庫の引き締まりに注目が集まり買いが入った。ECBが金融緩和を示唆したことも支援材料。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は14セント(0.3%)高の1バレル=56.02ドル。ロンドンICEの北海ブレント9月限は21セント上げて63.39ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。ドラギECB総裁がリセッションのリスクはかなり低いとの見方を示したため、逃避先としての魅力が弱まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.6%安の1オンス=1427.50ドルで終了した。
原題:Stocks Approach Day’s Lows; Draghi Whipsaws Euro: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Slide After ECB, Hold Losses After Weak 7Y Auction
Oil Rises as Europe Eyes Stimulus While U.S. Supplies Tighten
PRECIOUS: Gold Declines After Draghi Signals Low Recession Risk

◎欧州債:イタリア債下落、ECB総裁のリセッション巡る発言で

  25日の欧州債市場はイタリア債を中心にユーロ圏国債が下落。ドラギECB総裁が金融緩和を見送り、リセッションのリスクは「かなり低い」と述べたことが手掛かり。

  • イタリア10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して1.52%。一時は12bp低下する場面もあった。ECBが金利階層化や新たな資産買い入れの可能性を巡り選択肢を検討すると表明したことが材料視された
    • スペイン下院はサンチェス暫定首相が正式な首相に就任するための第2回信任投票を実施、再び否決した
  • ドイツ債は下落。中核国債のパフォーマンスが準中核国を下回った
    • ECBの発表後、ドイツとフランスの国債利回りは過去最低を更新した
  • ドイツ10年債利回りは1bp上げてマイナス0.37%、フランス10年債利回りは1bp上げてマイナス0.11%。イタリア10年債利回りは3bp上げて1.52%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Lead Drop on Draghi Comments; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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