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米中交渉に強硬派台頭か、鐘山商務相が少人数会合に初参加へ

米中交渉は双方が目指す内容の隔たりは大きく、相互不信も強い。上海で来週再開される直接交渉では、さらに不思議な点がある。それは米中貿易交渉における鐘山商務相の台頭だ。

  同商務相は過去1年間の交渉でほぼ目立たない役割にとどまっていたが、最近の数週間で行われたライトハイザー米通商代表部(USTR)代表、ムニューシン財務長官との2回の電話会議に出席。上海で30日に両国の代表が顔を合わせて交渉を開始する際にも、議論のテーブルに着く見通しだ。少人数の高位閣僚による米中交渉に鐘氏が出席するのはこれが初めてとなる。

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中国の鐘山商務相

Photographer: NIKOLAY DOYCHINOV/AFP

  米政府関係者によると、鐘氏は米政府にとって知らない存在ではなく、ライトハイザー氏ら米政府関係者は過去2年間に国際会合の場で何度となくやり合い、有能で交渉能力に長けていると米国側は評価している。ただ、ここに来て同氏の地位を引き上げた中国政府の意図や、交渉に及びうる影響は判然としないと、この関係者は語った。

  クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は鐘氏の名前を挙げたことはないものの、中国側の交渉担当者に「強硬派」が加わり、中国との合意に向けた取り組みが複雑になるかもしれないと、ここ数週間に幾度となく述べていた。

原題:Xi Ally Zhong Emerges From Shadows as U.S. Trade Talks Restart(抜粋)

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