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米民主党のトランプ氏追及に弾みつかず-元特別検察官の議会証言

2016年米大統領選へのロシアの介入疑惑を捜査したモラー元特別検察官による24日の議会証言で、民主党はその目的をほとんど果たすことができなかった。

  モラー氏はテレビで生中継された議会証言で、報告書の中から悪事を証明する部分を読み上げるよう求められたが、これを拒否。トランプ大統領による司法妨害の可能性について新たな詳細を期待した議員もいたが、モラー氏は一切示さなかった。

  下院の2つの委員会で計5時間余りに及んだ議会証言はこれまで長く待たれていたが、トランプ大統領に対する調査行き詰まりを打開し、弾劾につながる動きに弾みをつけるという民主党の期待通りにはいかなかった。

Former Special Counsel Mueller Testifies Before Congress On Investigation Into Russian 2016 Presidential Election

モラー元特別検察官(7月24日)

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  モラー氏の答弁が安定しなかったことや、448ページの最終報告書の調査結果にこだわる姿勢は、同氏の反トランプ姿勢を批判する好機を共和党に提供した。トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対し、「わが国にとって記念すべき日となった。実に単純だ。悪いことは何も行われず、全て大きな作り話だったということだ。モラー氏はひどい仕事をしたと思う」と語った。

  ただ、民主党議員もモラー氏への質問で幾つか得点を稼いだ。司法委員会の公聴会で、デミングス議員(フロリダ州)が「トランプ陣営担当者と政権当局者によるうそが特別検察官の捜査を妨げた」かどうか尋ねると、モラー氏は「おおむね同意する」と答弁。下院司法委のナドラー委員長がトランプ大統領の主張通り「あなたは大統領の潔白を実際に証明したのか」と質問すると、モラー氏は「ノー」と答えた。

原題:Democrats Fail to Gain a Mueller Jump-Start for Trump Probes (抜粋)

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