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Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

テスラの4-6月期は予想より大幅な赤字、利益率低下-株価急落

更新日時
  • 米株式市場の時間外で一時12%安の233ドル
  • 利幅の小さいモデル3の納車台数増加も他のモデルの販売低迷
Tesla Inc. vehicles to be shipped sit in a parking lot at the Port Of San Francisco in San Francisco, California, U.S., on Thursday, Feb. 7, 2019. Tesla Inc. is loading as many Model 3 sedans as it can onto vessels destined for China ahead of March 1, when a trade-war truce between presidents Donald Trump and Xi Jinping is scheduled to expire.
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

電気自動車(EV)メーカー、米テスラの4-6月(第2四半期)は予想より大幅な赤字となった。米株式市場の時間外取引でテスラ株は急落した。

  4-6月の調整後の1株損益は1.12ドルの赤字。アナリスト予想の平均は0.31ドルの赤字だった。テスラは7-9月(第3四半期)について、依然として黒字化を目指しているものの、納車の増加と生産能力の拡大、現金創出に注力していくと表明した。

  テスラの株価は時間外で一時12%安の233ドルを付けた。年初から24日通常取引終値までで20%下げていた。

  イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)にとってさらなる打撃となった。損益は昨年7-12月(下期)は黒字だったものの、今年に入って悪化。一方、納車台数は1-3月期の厳しい数字から4-6月期には一転して過去最高となった。ただ、需要を喚起したのは利幅の小さい「モデル3」だった。同モデルの米国販売は増加、中国と欧州で販売が始まった。

Margin Crunch

  ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、ケビン・タイナン氏は「4-6月期の納車台数が過去最高を記録したにもかかわらず、市場予想より大幅な赤字になったという事実は、資金が豊富で定評のある老舗自動車メーカーが選好される外国市場で米国の成功モデルを再び創り出すことが難しいかを明確に示している」と指摘した。

  テスラの自動車粗利益率は4-6月期に18.9%と、前年同期の20.6%から低下した。平均販売価格の低下に加え、モデル3の納車台数が高価格の「モデルS」「モデルX」の合計台数の4倍超となったことも響いた。

  テスラはクロスオーバー車「モデルY」を2020年秋までに発売できる見込みだと説明。スポーツタイプ多目的車(SUV)市場の規模や高価格を理由に、同社はモデル3よりモデルYの収益性が高いとみている。モデル3の平均販売価格は5万ドル(約540万円)前後。  

原題:Tesla Slumps as Musk’s Expansion Plans Put Profit Out of Reach(抜粋)

(アナリストのコメントなどを追加して更新します.)
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