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モラー氏の議会証言、衝撃の発言は出ず-民主党の追及むなしく

  • トランプ氏の潔白証明せず、退任後に訴追の可能性ある-モラー氏
  • 公聴会開いた民主党に感謝したい-トランプ氏がツイート
ロバート・モラー氏

ロバート・モラー氏

Photographer: Chip Somodevilla/Getty Images North America
ロバート・モラー氏
Photographer: Chip Somodevilla/Getty Images North America

特別検察官としてロシア捜査を率いたロバート・モラー氏が24日、注目の議会証言に臨んだ。トランプ大統領に対する調査について、何か新しい情報が出ることを期待した民主党の願いはかなえられなかった。

  モラー氏はまず下院司法委員会で証言し、「大統領が罪を犯したかどうかについて、われわれは決定を下さないと決めていた」と冒頭陳述で述べた。ただ質疑応答では、トランプ氏は大統領でなくなった後に司法妨害罪で訴追される可能性はあると認めた。

Mueller speaks at the start of his long-awaited appearance before Congress.

  司法省の指針によって発言が制約されているほか、モラー氏(74)自身が448ページに及ぶ最終報告より踏み込んだ内容には言及しないと決意を表明していることも、証言のインパクトを弱めた。同氏はまた、言葉を探して発言に詰まったり、議員に質問を繰り返すよう頼んだり、報告書から該当箇所を見つけるのに苦労したりもした。

  ホワイトハウスのグリシャム大統領報道官は、「民主党議員にとり、この3時間は歴史的な大恥も同然だった」との声明を公聴会が続けられている最中に発表した。

  午前の質疑応答では、トランプ大統領による司法妨害の有無に焦点が絞られた。午後には、2016年大統領選へのロシア介入と、トランプ陣営がロシアと共謀したかどうかについての質問が集中した。

  質疑応答でモラー氏は、トランプ大統領が対面面談の要請を拒んだことや、ドナルド・トランプ・ジュニア氏が面談を拒否したこと、司法妨害で大統領が潔白だと捜査は証明していないことなど、数々の事実を確認した。

  ケン・バック下院議員(共和、コロラド州)は、大統領は退任後に司法妨害で起訴される可能性はあるのかと質問。モラー氏は「イエス」と答えた。

  公聴会が始まってから3時間ほどが経過した頃、トランプ大統領は、モラー氏の証言ぶりを批判しトランプ氏の無実を弁護するFOXニュースのツイートを引用。「けさの公聴会を開いてくれた民主党に感謝したい」と皮肉を込めたコメントを投稿した。

原題:Mueller Resists Democratic Push to Reveal More From Trump Probe(抜粋)

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