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ドイツ銀、株式事業の一部収入を残す方向で検討-撤退から軌道修正

  • 処分対象資産管理部門から棚ぼた、5億5000万ユーロの収入
  • 「素晴らしい事業に思われる」とアナリスト驚く
Deutsche Bank's Fleeting U.S. Dreams To Be Unraveled In Revamp
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Deutsche Bank's Fleeting U.S. Dreams To Be Unraveled In Revamp
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

ドイツ銀行は株式事業撤退が予想以上に難しいことを思い知らされている。

  ドイツ銀が「的を絞った」営業部隊と調査担当を除き、株式トレーディング事業から撤退すると発表したのはわずか3週間前のことだ。だが、24日発表した4-6月(第2四半期)の決算資料で、立ち上げたばかりの処分対象資産管理部門(CRU)が予想外の好調な数字を示し、5億5000万ユーロ(約660億円)の収入をドイツ銀本体に環流したことが明らかになった。組織変更でドイツ銀は一部の見通し修正を余儀なくされそうだが、同部門のリスク加重資産には影響しない見込みという。

  プレゼンテーション資料の脚注に記載されたこの事実を受け、アナリストはジェームズ・フォンモルトケ最高財務責任者(CFO)に厳しい質問を浴びせた。

  オートノマス・リサーチのアナリスト、スチュアート・グラム氏は「リスク加重資産、レバレッジ資産がいずれもなく、コストが全くかかっていない中で5億5000万ユーロの収入を上げたのなら、素晴らしい事業だと思える。いったいなぜCRUに入れたのか」と問い掛けた。

  フォンモルトケCFOは「株式買い戻しプログラムや選別的な信用取引への融資供与、現場で継続できると判断し経営陣が恐らくドイツ銀の名前を出さずに続けることが可能だと判断したものなどを考えている」と述べ、株式事業の一部を残す意向を示唆した。

原題:Deutsche Bank Now Wants to Keep Some Equities Revenue After All(抜粋)

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