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債券は上昇、欧米金利低下受け買い優勢-2年入札順調で中期債堅調

更新日時

債券相場は上昇。前日のドイツや米国の長期金利が低下した流れを引き継ぎ、買いが先行した。この日に実施された2年利付国債入札が順調な結果になったことで、午後は中期ゾーン中心に買いが優勢となった。

  • 長期国債先物9月物の終値は6銭高の153円74銭。午後に一時153円76銭まで上昇
  • 2年物402回債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.21%と8日以来の水準
  • 新発5年債利回りは0.5bp低いマイナス0.24%
  • 新発20年債利回りは0.21%、新発30年債利回りは一時0.345%といずれも2週間ぶり低水準

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 利回りが低下した欧州債との比較から超長期債に見直し買いが入った。やはり恐いのは金利低下方向のリスクで、それをヘッジする動きだ
  • 今日の欧州中央銀行(ECB)理事会で何も出てこなくても、景況感が悪化する中でタカ派的な姿勢は考えられない
  • 来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げが25bpでも追加利下げの期待が残る可能性は高く、ハト派姿勢は維持されるだろう

背景

  • 7月のユーロ圏の製造業景況感が約6年半ぶりの低さ、米国でも製造業購買担当者指数(PMI)が活動拡大と縮小の節目50に低下
  • 24日の米10年国債利回りは前日比4bp低下の2.04%程度、ドイツ10年国債利回りは2bp低下のマイナス0.38%程度で終了

2年債入札

  • 最低落札価格は100円62銭と、市場予想の中央値100円61銭5厘を上回る
  • 応札倍率は4.71倍と、前回4.39倍から上昇
  • テール(最低と平均落札価格の差)は5厘と、前回1銭1厘から縮小
  • SMBC日興の竹山氏
    • しっかりした結果で、海外投資家などの需要があったのだろう
    • 5年債から割安な2年債への入れ替えも。ただ、5年債にも買いが入り、2ー5年の逆イールドは修正されず
  • 備考:日本債券:2年利付国債の過去の入札結果(表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.210%-0.240%-0.155%0.210%0.350%0.390%
前日比-0.5bp-0.5bp-0.5bp-1.0bp-0.5bp-1.0bp

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