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ヤフー、アスクル社長選任に「反対」議決権を行使-社外取3人も

更新日時
  • 戸田、宮田、斉藤3氏への反対は社長任命責任など「総合的な判断」
  • 資本提携解消の動きは「現体制維持と保身」-2位株主プラスが指摘

ヤフーは24日、アスクルの岩田彰一郎社長(68)の選任議案に反対する議決権行使をインターネットを通じて行ったと発表した。アスクルの株主総会は8月2日に開催予定。

  岩田社長を任命した責任など「総合的な判断」から、独立社外取締役の戸田一雄氏、宮田秀明氏、斉藤惇氏の3人の再任にも反対する議決権を行使した。また、アスクル株を11.6%持つ文具・事務用品メーカーのPLUS(プラス)も、社長と3氏の再任に反対の議決権を行使した。

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元日本取引所グループ社長の斉藤社外取締役にもヤフーとプラスは「反対」

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg *** Local Caption *** Atsushi Saito

  ヤフーは17日、アスクルの収益性の早期回復と経営体制の若返りを理由に、岩田社長の取締役再任に反対する考えを示していた。一方、アスクルは支配株主による社長解任の動きに加え、ヤフーがインターネット通販サービス「LOHACO(ロハコ)」の譲渡を求めたとし、独立性が損なわれたと資本業務提携の解消を申し入れている。

  戸田社外取締役は23日に会見を開き、筆頭株主ヤフーによる岩田社長の退陣要求について、「上場会社のガバナンスを無視している」と非難。指名・報酬委員会の議論を回避し、トップ人事を決めようとする意図もうかがえるとし、「現場は混乱、企業価値にマイナス」だと述べた。

  ヤフーはアスクル株を45.1%保有している。2位株主のプラスもヤフーの方針に同調したことで、岩田社長ら取締役4人の退任は不可避となった。

  プラスは24日の発表文で、アスクルがヤフーとの資本提携関係を解消しようとする動きは、「岩田社長による現体制維持と保身のための行動にほかならない」と指摘した。

(プラスの動向と判断の詳細を追記します.)
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