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CoCo債の人気薄れる、クレジット投資家の保有が数年ぶり低水準

  • 幾分の利益確定は理にかなっているとモルガン・スタンレー
  • 「投資家に身軽になることを勧める」-UBSのカプリオ氏

今年最高のパフォーマンスを見せているクレジット商品の一角、高リスクの銀行債について、投資家は警戒し始めている。

  シティグループの調査によると、クレジット投資家は偶発転換社債(CoCo)とも呼ばれるその他ティア1債(AT1債)の保有を数年で最低の水準にまで減らした。ブルームバーグ・バークレイズ指数によれば、欧州銀のCoCoは今年これまでにプラス13%のトータルリターンを生み出し、他のクレジット商品を圧倒している。

  モルガン・スタンレーのクレジットストラテジスト、スリカンス・サンカラン氏は、商いが薄くなる夏を前にした保有減について、「季節的に流動性が低くなる時期に向けて、幾分の利益確定は理にかなっている」と述べた。「バリュエーションが伸び切っているわけではないが、資産クラスとしてかなり成功し、今年これまでに大きく値上がりしている」と指摘した。

  サンカラン氏によると、モルガン・スタンレーもこうした理由および欧州経済に対する慎重な見方から、AT1債へのエクスポージャーを減らした。

  UBSグループのクレジットストラテジスト、 スティーブン・カプリオ氏も 「AT1債の利回りは4%であってはならない。信用リスクを反映して6%近くであるべきだ」とし、「投資家に身軽になることを勧める」と述べた。

AT1 yields remain off lows even after strong rally year-to-date

原題:CoCos Lose Favor as One of 2019’s Hottest Trades Starts to Cool(抜粋)

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