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ドル・円は小幅下落、主要中銀の政策決定待ち-108円台前半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅安。あすの欧州中央銀行(ECB)金融政策理事会や来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控える中で狭いレンジでの動きとなった。オーストラリアドルは、豪民間銀行による豪利下げ見通しの前倒しを受けて売られた。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時現在、前日比0.1%安の1ドル=108円13銭。取引レンジは108円11銭から108円28銭とわずか17銭の値幅
  • 豪ドル・ドルは0.3%安の1豪ドル=0.6983ドル。一時は12日以来の0.6978ドルまで下落

市場関係者の見方

三菱UFJ信託銀行資金為替部為替課の池島俊太郎課長

  • 前日は米中協議再開でドル買いに振れたが、FOMCを控えたレンジ相場の中で108円半ば付近の抵抗が意識され、いったんは売りに押されている
  • ECBについては、米利下げを経て9月に緩和という市場の目線がユーロ・円を通じてドル・円の重しになっている
  • 豪ドルは7月PMIの悪化や豪銀による豪中銀の利下げ予想の変更などを材料に売られている

三菱UFJ銀行の平井邦行上席調査役(ニューヨーク在勤)

  • FOMCを控えたドル買い戻しも、いいところまできた印象。7月に25bp利下げを実施しても次への利下げ期待から催促相場になりやすく、ドル・円は上がりづらい
  • 国際通貨基金(IMF)による世界経済見通しの引き下げを受けた景気減速への懸念から、ドル・円は108円半ばが重い状況は変わらない
  • 新規手掛かりに欠ける中で、FOMCまでは108円ちょうどを挟んで上下50銭程度といったレンジ相場が続きやすい
ドル・円、上値の重さ意識

背景

  • 日経平均株価は前日比88円高で取引を終えた。米10年国債利回りは時間外取引で、約1bp低下の2.07%程度
  • IMFは世界の経済成長見通しを再び下方修正。貿易や英国の欧州連合(EU)離脱を巡る政策的な「誤り」が、想定されている回復をとん挫させるリスクを警告
  • 豪ウエストパック銀行は豪中銀の金融政策について、25bp利下げ予想をこれまでの11月から10月に前倒しし、来月2月にもさらに25bp利下げすると予想
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