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インフレ率とのリンクで薬価の抑制目指す-米上院超党派の法案

  • トランプ政権も支持-一部の議員や業界団体は既に反対の立場
  • 法案では新薬の価格上限は設定されていない

米上院超党派の薬価引き下げ法案はインフレ率を上回るペースで値上げした製薬会社にペナルティーを科すことなどで今後10年間に1000億ドル(約10兆8200億円)の経費節減効果をもたらすと、法案をまとめた2人の議員が指摘した。

  ホワイトハウスの支持を得ている同法案にはメディケア(高齢者・障害者向け医療保険)およびメディケイド(低所得者向け公的医療保険)向けの政府支出を減らすための複数の提案が盛り込まれている。また、メディケア加入者が処方薬で支払う自己負担を制限する内容にもなっている。

  上院財政委員会のグラスリー委員長(共和、アイオワ州)とワイデン民主党筆頭理事(オレゴン州)が公表した同法案は、今週中に同委で取り上げられる見込み。

  ホワイトハウスのディア報道官は声明で「支持構築に向けた協調に参加している」とし、「この提案を前進させ、全国民の利益のために薬価をさらに引き下げヘルスケアの透明性を高めるという大統領の優先課題を進めるため上院議員と協力する」と説明した。

  ただ一部の議員や業界団体は既に反対に回っている。価格決定に関する製薬会社の裁量を制限し過ぎているとの意見や消費者の支援としては不十分との見解がある。

  法案には物価上昇率を上回るペースで値上げした製薬会社に連邦政府への割戻金支払いを義務付けることが盛り込まれた。一方、製薬会社が設定する新薬の価格を抑制する措置はない。

原題:
Senate Bill Aims to Tame Drug Costs With Inflation Link (2)(抜粋)

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