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日電産は4割の営業減益、米中摩擦で主力製品落ち込む-4~6月

更新日時
  • 中国市場「楽観できない」と永守会長-売り上げ構成の23%占める
  • 今期の営業利益予想は前期比34%増の1750億円を据え置き

家電や車載向けモーターの製造を手掛ける日本電産の4-6月期の営業利益は、前年同期比39%減の280億円と市場予想を下回った。米中貿易摩擦による中国の景気減速などが影響した。

4-6月期業績

  • 売上高3608.7億円、前年同期-3%、市場予想3711.6億円
  • 営業利益279.6億円、前年同期-39%、市場予想366.4億円
  • 純利益34.8億円、前年同期-91%、市場予想276.1億

  発表資料によると、事業別の営業利益は精密小型モーターが前年同期比36%減の106億円、車載が同38%減の68億円、家電・商業・産業用が同34%減の87億円と軒並み落ち込んだ。純利益は独セコップ社の冷蔵庫向けコンプレッサー事業の譲渡に伴う損失計上でさらに大幅減となった。

  今期(2020年3月期)の営業利益予想は前期比34%増となる1750億円を据え置いた。

  永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)は決算会見で、国別売上構成で23%とトップの中国市場について「楽観できない」との認識を示した。一方、春から中国の電気自動車(EV)メーカー向けに生産を開始したモーター駆動装置は「大変受注が増えてきている」とし、積極的に生産を拡大していく方針をあらためて強調した。

  同社は米中貿易摩擦を受け工場統廃合などでコスト削減を図る一方、合併・買収(M&A)による拡大戦略を維持している。21年3月期の売上高目標2兆円のうち、車載関連は新規M&Aに伴う上乗せ分を含め最大1兆円と重点分野に位置付けた。

  ブルームバーグのデータによると米アップルやソニー、ホンダなどが取引先。 

Nidec Corp. Founder Shigenobu Nagamori Interview

4-6月決算を発表した日本電産

Bloomberg

(決算会見の内容を追加しました)
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