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TIの業績見通し、市場予想上回る-米中摩擦巡る景気懸念後退か

更新日時
  • 7-9月期は最高で1株利益1.53ドル、売上高39.5億ドルを見込む
  • 楽観的な見通しで需要回復期待、株価は時間外取引で一時6%強上昇

テキサス・インスツルメンツ(TI)が23日に示した7-9月(第3四半期)の売上高と利益の見通しは、市場予想を上回った。半導体需要が回復し始める可能性を示唆した。

  発表資料によると、7-9月期の1株利益は1.31-1.53ドル、売上高は36億5000万-39億5000万ドル(約3950億-4280億円)を見込む。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は、1株利益が1.37ドル、売上高が38億4000万ドルだった。売上高見通しの上限は前年同期比7.3%の減収を示す。

  TIの予想を上回る業績見通しは、電子部品受注の不振が早期に終わる可能性を示すもので、米中貿易摩擦による景気悪化懸念の後退につながりそうだ。同社幹部は決算発表後の電話会議で、貿易関連の販売への打撃や受注の地域差には見舞われていないと説明し、半導体業界は通常5四半期程度続く需要鈍化サイクルにあるとの見解を繰り返し示した。TIは現時点で3四半期連続の減収を報告している。

  ラファエル・リザルディ最高財務責任者(CFO)はインタビューで、「どの四半期も独特だが、少なくとも過去2四半期について見れば、成長が再開する前に少なくとも5四半期続くネガティブな局面のような動きだ」と述べ、「このサイクルの行方は分からないが、われわれの仕事は備えることだ」と語った。

  同社の4-6月(第2四半期)決算では、純利益は13億1000万ドル(1株当たり1.36ドル)と、前年同期の14億1000万ドル(同1.40ドル)から減少。売上高は9.5%減の36億7000万ドル。アナリスト予想平均は1株利益が1.22ドル、売上高は36億ドルだった。

  TIは決算発表を受けた時間外取引で一時6%余り上昇した。通常取引終値は120.07ドル。

原題:Texas Instruments Sales Outlook Defies China-U.S. Trade Concerns(抜粋)

(最高財務責任者(CFO)のコメントを追加し株価を更新します.)
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