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バイオジェン4-6月決算は良好、株価上昇-長期的には懸念材料も

米医薬品メーカー、バイオジェンの4-6月(第2四半期)決算は売上高と利益が予想を上回った。これを踏まえて同社は通期業績予想を引き上げたが、こうした明るいニュースの影には長期的な懸念材料も見え隠れする。

  同社の通期売上高予想は140億-142億ドル。今年1月には136億-138億ドルを見込んでいた。4-6月の調整後1株利益は9.15ドル。アナリスト予想平均は7.53ドルだった。

  業績見通しの引き上げを可能にした要因には、研究開発(R&D)費用の減少もあった。バイオジェンは今年3月、アルツハイマー病試験薬の臨床試験を中止したと発表。これが響き、同社の株価は数カ月にわたり低迷した。治験薬の失敗はコストの減少により一時的な収益性改善につながるが、長期的な成長には大きな悪影響がある。バイオジェンの株式時価総額はここ12カ月で300億ドル(約3兆2400億円)余り減少した。

  23日の米市場でバイオジェンの株価は上昇。一時は前日比6.2%高となった。

  ミシェル・ボナッソス最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で、バイオジェンはR&D戦略の「修正」に取り組み、パイプライン(創薬プロジェクト)に一部変更を加える方向で検討していると述べた。同社は今後、眼科を中核フランチャイズと位置付け、免疫学を新たな研究分野と見なし、神経筋疾患にも重点を置く考えだ。

Analysts have predicted the drugmaker's sales will fall

  脊髄性筋萎縮症(SMA)治療薬の「スピンラザ」の4-6月売上高は4億8800万ドル。前期比で減少したほか、アナリスト予想の5億3000万ドルを下回った。スピンラザは現時点で同社の成長をけん引している。

原題:Biogen’s Good Quarter Delays Drugmaker’s Future Reckoning (1)(抜粋)

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