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英中銀のホールデン氏、金利を据え置く根拠は強い-緩和に慎重な見方

  • 円滑なEU離脱が前提、合意なき離脱対応の事前予測は不可能
  • 英中銀にとって利下げは一大事-ホールデン氏

イングランド銀行(英中銀)のチーフエコノミスト、アンディ・ホールデン氏は、英中銀が政策金利を据え置く根拠は強く、いかなる緩和措置に対しても慎重に進めていくべきだと述べた。

  ホールデン氏はイングランド北部の工業都市スカンソープで講演し、「この先の経済見通しが不確実な中、見通しが明確になるまで金利を据え置く根拠は強い」と述べ、同時に「個人的な見解」として「急激な景気の落ち込みがないのであれば、金融政策の緩和を検討するのは非常に慎重になるだろう」と発言した。

  英保守党の党首選挙を制し、メイ首相の後を継いで次期英首相となるボリス・ジョンソン前外相は、合意の有無にかかわらず10月31日をもって英国を欧州連合(EU)から離脱させると公約している。英中銀はこれまで円滑な離脱を前提として対策を検討してきた。

  ホールデン氏によると、金利に対する現在の市場見通しが現実となる公算は低く、合意なき離脱となった場合の政策対応を「事前に予測することは不可能だ」。同氏はポンド急落やインフレ期待値の急伸を招く場合、MPCが市場の予測通りには金利を引き下げない可能性があると指摘、英中銀にとって利下げは一大事だと強調した。  

原題:BOE Case for Holding Rates Steady Is Strong, Haldane Says(抜粋)

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