コンテンツにスキップする

7月22日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、株高が背景-ECB結果待ちでユーロ下落

  22日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数が小幅続伸。アマゾン・ドット・コムやアルファベットなど大手企業の決算発表を週内に控えての米国株上昇が背景となった。欧州中央銀行(ECB)政策委員会(25日)の結果が待たれる中、ユーロは対ドルで小動きとなったが、スイス・フランに対しては2年ぶり安値を付ける場面があった。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇
    • 主要10通貨のうち、カナダ・ドルやポンドは対ドルでの下げが比較的大きかった
  • ECBが「かなり積極的な」緩和に踏み切るとの観測が出ている中で、トレーダーは米金融当局による政策金利引き下げの可能性も考慮した
    • セントルイス連銀のブラード総裁は19日、「次回会合では25ベーシスポイント」利下げが望ましいと考えていること、またこうした動きが相次ぐ利下げの開始を意味するわけではないとの見方を示した
    • トランプ大統領は米金融当局は政策金利引き下げで「今動く」べきだと主張、あらためて利下げを要求
  • ニューヨーク時間午後4時51分現在、ドルは対円で0.2%高の1ドル=107円87銭
    • 一時は108円07銭に上昇
    • 日銀の黒田東彦総裁はワシントンの国際通貨基金(IMF)で講演。日銀はインフレを2%の目標に引き上げるため「しっかりと強力な金融緩和を続けていく方針だ」と表明
  • ポンドはドルに対し0.2%安の1ポンド=1.2477ドルと、2営業日続落
    • ハモンド英財務相は、次期首相にジョンソン前外相が決定するなら自分は24日に辞任すると述べた
  • ユーロはドルに対して0.1%安の1ユーロ=1.1208ドル
    • ユーロはスイス・フランに対して1ユーロ=1.09994フランと、2017年7月以来の安値を付ける場面があった

欧州時間の取引

  ドルが円に対し上昇。今月末の大幅な米利下げを見込んだトレードが巻き戻された。英保守党党首選の結果発表が待たれる中、ポンドは前週末に続き下落した。
原題:Dollar Climbs With Stocks; Euro Falls Ahead of ECB: Inside G-10(抜粋)
Dollar Climbs as Traders Question Big Fed Rate Cut: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株反発、テクノロジー高い-原油も上昇

  22日の米国株相場は反発。テクノロジー株がけん引した。今週は企業決算の発表が多く予定されており、市場では注目が集まっている。ペルシャ湾での緊張が高まる中で原油相場も値上がりした。

  • 米国株は反発、テクノロジー銘柄がけん引
  • 米国債は上昇、0.5ポイント利下げの見方が後退
  • NY原油は上昇、中東での緊張巡り懸念強まる
  • NY金はほぼ変わらず、FOMC会合控え様子見

  この日はアップルが高い。モルガン・スタンレーによる目標株価の上方修正を好感した。マイクロン・テクノロジー、ラムリサーチ、アプライド・マテリアルズも上昇。ゴールドマン・サックスはこれら3社の投資判断を「買い」とし、従来の「中立」から引き上げた。ダウ工業株30種平均は小幅高となった。米国債相場も上昇。米金融当局が今月の政策会合で0.5ポイント利下げするとの見方が後退した。

  元メリルリンチのトレーダーで、市場分析のニュースレターを創設したトム・エッセイ氏は顧客リポートで「大手の多国籍企業やテクノロジー企業の一部で決算発表が始まり、貿易戦争の影響がより鮮明に示されるだろう。幅広く相場を動かす可能性はある」と記した。

  S&P500種株価指数は前週末比0.3%高の2985.03。ダウ工業株30種平均は17.70ドル(0.1%)上げて27171.90ドル。ナスダック総合指数は0.7%上昇。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時57分現在、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.05%。

  今週は数多くの企業決算が予定されており、市場は景気減速の兆候や貿易摩擦の企業利益への影響について手掛かりを得ようと注目している。貿易問題に関しては、中国の国営メディアによると、米中の交渉担当者らの直接協議が近く再開される見込みだ。

  パインブリッジ・インベストメンツ(ニューヨーク)のマルチアセット戦略グローバル責任者、マイケル・ケリー氏は「貿易協議が再開するのは素晴らしい」とし、「協議により米中双方が何かしら得られる大きな余地が生まれ、われわれとしては3000億ドルの追加関税という最悪のケースを回避できる可能性がある」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は上昇。ここ1週間余りで最大の上げとなった。イランによる英タンカー拿捕(だほ)でエスカレートする中東での緊張を巡り、懸念が強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は59セント(1.1%)上昇し1バレル=56.22ドル。上昇率は10日以降で最大。8月限の取引は22日で終了する。事実上の中心限月となった9月限は46セント高の56.22ドル。ロンドンICEの北海ブレント9月限は79セント高の63.26ドル。

  ニューヨーク金先物相場はほぼ変わらず。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合を来週に控えて様子見姿勢が広がった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は1オンス=1426.90ドル。
原題:Tech Shares Lead Gains Before Earnings; Oil Rises: Markets Wrap(抜粋)
Oil Advances Most in a Week as Middle East Tensions Persist
PRECIOUS: Silver Gets Its Shine as ‘New Favorite’ of Sector

◎欧州債:イタリア債下落、ドイツ債は上昇-英国債も高い

  22日の欧州債市場でイタリア債が下落。ドイツ債は上昇した。この日の取引は平均値を下回る薄商いだった。

  • イタリア債は中期債を中心に下落。10年債利回りのドイツ債との差は8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して200bpと、7月10日以降で最大
  • イタリア5年債利回りは7bp上げて0.93%、対ドイツ債との利回り差は9bp拡大して160bp
  • 英国債のイールドカーブはブルフラット化。10年債のパフォーマンスはドイツ債を若干下回った
  • ドイツ10年債利回りは2bp下げてマイナス0.34%、フランス10年債利回りは1bp下げて0.08%。イタリア10年債利回りは6bp上げて1.67%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Fall, Bunds Lead Gains; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE