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英国のEU離脱、すでに国内リセッション誘発した可能性-NIESR

英国が欧州連合(EU)を離脱する見通しによって、英経済はすでにテクニカル・リセッション(景気後退)に陥った可能性がある。国立経済社会研究所 (NIESR)が指摘した。

  NIESRによると、今年10月に円滑なEU離脱を仮定しても英国の経済成長率は2019、20年にいずれも1%と予測される。英経済がすでに縮小している確率は約4分の1だという。

  合意なき離脱となった場合の見通しは一段と悪く、秩序なき離脱によって「深刻な」景気低迷に陥る恐れがあるとNIESRは分析する。「秩序ある」合意なき離脱が確実となったとしても来年の英経済はゼロ成長となり、インフレ率は4.1%に加速、通貨ポンドは約10%値下がりすると予測されている。

  NIESRのディレクター、ジャジット・チャダ氏は「どう見ても、合意なき離脱の場合の経済に明るい要素はあまりない」と述べた。

  NIESRは20年に景気が縮小する確率は30%と予測している。秩序ある合意なき離脱となった場合、イングランド銀行(英中央銀行)は19年末までに政策金利を0.25%まで引き下げるが、20年末までには1.75%へと急速に引き上げるとみられている。

原題:Brexit May Have Already Triggered U.K. Recession, Niesr Says (1)(抜粋)

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