コンテンツにスキップする

FRB、市場と「追いかけっこ」のリスク-トレーダーがもっと要求も

  • 善きにつけ悪しきにつけ市場環境に対して非常に敏感とスタンリー氏
  • 次のバブルの種がまかれるのを目の当たりにしている-ホーンビー氏
relates to FRB、市場と「追いかけっこ」のリスク-トレーダーがもっと要求も

米連邦準備制度理事会(FRB)は利下げを実施しようとしているが、市場はこれが複数回の利下げの1回目だと考えている。悪循環のように見え始めている当局と市場の関係が崩れない限り、追加利下げが確実になるだろう。

  想定される利下げは、FRBが市場の意向に屈した結果ではない。当局は今年の一連のハト派転換の理由として、弱いインフレと世界的な貿易摩擦のリスクを強調した。しかし、政策シフトは市場からの大合唱の下でスタートした。それを考えると、トレーダーがより多くを求め続ける心配がある。先物トレーダーが利下げ観測を強めるに伴い、利下げはエコノミストの間でも確率の低いシナリオから確かなものへと変化した。

  市場は常にFRBの政策に対するインプットとなってきたが、当局と市場の「追いかけっこ」が始まると、資産バブルにつながるゆがみを生じさせかねないという懸念が強まっている。

  アマースト・ピアポイント・セキュリティーズのチーフエコノミスト、 スティーブン・スタンリー氏は 「善きにつけ悪しきにつけ市場環境に対して非常に敏感なのが今のアプローチだ」と指摘する。

Almost 100 basis points of cuts are priced for the next 12 months

  問題は、今月予想通りにFRBが利下げをした後に株価が下がったり金融環境が引き締まったりしたら当局は追加利下げに動くのかということだ。

  シュローダーの債券マネーマネージャー、リサ・ホーンビー氏はインタビューで、「恐らく最大のリスクは、資産価格が過去10年で大幅に上昇している今、再び利下げをすれば火に油を注ぐことだ。われわれは多分、次のバブルの種がまかれるのを目の当たりにしている」と話した。

原題:Investors Risk Getting Tangled Up In Fed-Markets Feedback Loop(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE