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超長期債が小幅安、あすの40年入札控え売り圧力-参院選は無風通過

更新日時

債券市場では超長期債が小幅安。今月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ観測が後退したことや、40年利付国債入札を23日に控えて売り圧力が掛かった。一方、日本銀行がこの日に実施した国債買い入れオペで長期債の需給の引き締まりが示されたことで下値は限定的となった。

  • 新発40年債利回りは前週末比1ベーシスポイント(bp)高い0.415%
  • 新発30年債利回りは0.5bp高い0.375%
  • 新発10年債利回りは横ばいのマイナス0.14%

  • 長期国債先物9月物の終値は4銭高の153円60銭。一時は横ばいまで伸び悩む場面もあったが、午後にはオペ結果が伝わると底堅く推移

市場関係者の見方

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • 7月の米利下げ幅が50bpではなく25bpでほぼ固まったことや、明日の40年債入札を控えた調整の動きで目先は超長期債が売られやすい
  • ただ、世界的になかなか金利が上がりづらい環境というところは変わりなく、入札通過後はフラット化しやすい基調に戻るとみる
  • 日銀オペでも残存5-10年の応札倍率が低下するなど、需給逼迫(ひっぱく)感があらためて意識されている

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年超5年以下と5年超10年以下、物価連動債。買い入れ通知額はそれぞれ前回から据え置き
  • 応札倍率は5-10年が2.23倍と6月28日以来の水準まで低下し、売り需要の弱まりが示された
  • 備考:過去の日銀オペの結果一覧

背景

  • 19日の米10年物国債利回りは前日比3bp高い2.06%程度で終了
  • 7月の米利下げ幅、50bp予想が急速にしぼむ
  • 参議院選挙、与党過半数も改憲勢力3分の2に届かず
  • SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト
    • 想定範囲内の結果で選挙を通過し、目先の焦点は来週にかけて予定されている日米欧の金融政策決定会合に移行
    • FOMCでの利下げ幅は50bpの思惑が薄れ、欧州中央銀行(ECB)と日銀も恐らく動かないと思われる

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
不成立-0.235%-0.140%0.230%0.375%0.415%
前週末比 -- 横ばい 横ばい 横ばい+0.5bp+1.0bp
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