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中国、金融セクターをさらに外資に開放-人民銀が発表

更新日時
  • 海外の格付け会社が格付けできる債券の対象を拡大する
  • 劉鶴副首相が主宰した高位級の会合の後に新たな開放策を発表

中国人民銀行(中央銀行)は20日、同国の金融セクターをさらに外国資本に開放する方針を表明した。同国政府は金融業界が直面するリスクの高まりと課題に対応するため、的を絞った措置を講じるとしている。

  人民銀の声明によると、海外の投資家は民間金融機関の資産管理や年金基金、外国為替ブローカー部門に出資することや経営権を握ることが可能になる。この措置は劉鶴副首相が主宰した19日の高位級の会合の後に明らかにされた。

  20日に発表された開放策の他の措置は以下の通り。

  • 海外の格付け会社は、債券市場および銀行間市場で取引されるあらゆる債券の格付けが可能となる。また、海外の金融機関に銀行間債券市場での引受主幹事業務を認める
  • 中国は証券会社や基金、生命保険、先物取引会社に対する外資の出資制限を2021年ではなく20年に撤廃する
  • 海外の保険会社は中国の保険資産運用会社の25%を上回る持ち分を保有することが可能になる
  • 海外の保険会社が参入する際に適用していた30年の保険業務の経験が必要との条件を撤廃する
  • 中国は海外の機関投資家が銀行間債券市場により容易に投資できるよう一段の対策を講じる

  中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)の郭樹清主席によると、外資は現在、中国の銀行資産の1.6%、保険市場の5.8%のみを保有している。中国国務院が20日発表した声明によると、同国政府は需要喚起と新たな成長のけん引役を創出するため、ミクロ・マクロ両面の要因を考慮した短期的・長期的な政策の組み合わせを実施していく方針だ。声明はまた、中小金融機関の流動性リスクの解決と、リスクの伝播(でんぱ)と拡大を阻止するための対策を取っていくとも指摘した。

原題:China Opens Up Financial Sector to More Foreign Investment(抜粋)

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