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ボストン連銀総裁:利下げが必要だとは思わない、経済はかなり良好

  • 米経済は今年も約2%の成長を達成すると予想
  • 「保険」としての利下げはそれ自体リスクをもたらしかねない

米ボストン連銀のローゼングレン総裁は19日、6月半ば以降に発表された堅調な指標を踏まえると、米国経済に利下げが必要だとは思わないと語った。

  ローゼングレン総裁はCNBCとのインタビューで「米国経済は実際、かなり良好だ」と指摘。今年、米連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持つ同総裁は、6月末の20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)の前向きな結果や、雇用、物価、消費の力強い指標に言及し、「経済が好調である限り、それが継続すれば、緩和の必要はない」と述べた。

  今月30、31の両日に開催されるFOMCでは、0.25ポイントの利下げが決まるとの観測が優勢だ。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長をはじめ複数の金融当局者が、貿易摩擦に伴う世界経済へのリスクや米国の低インフレ継続に関する発言を通じ、利下げの可能性を示唆している。

  ローゼングレン総裁は昨年から成長が鈍化していること、さらに世界的なリスクの高まりについて認めながらも、米経済は今年も約2%の成長を達成すると予想。「明らかな減速状態に陥りつつある場合は、積極的な行動が望まれる」とした上で、「現時点で得られているデータがそのような状況を示しているとは、私には思えない」と語った。

  また、景気悪化の可能性への「保険」としての利下げは、資産価格を引き上げ、金融の安定性を巡る懸念を高めることによって、それ自体リスクをもたらしかねないと警告した。

原題:Fed’s Rosengren Signals His Opposition to an Interest-Rate Cut(抜粋)

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