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【米国株・国債・商品】株反落、イランの英タンカー拿捕で緊張高まる

19日の米国株相場は反落。ペルシャ湾での緊張悪化や、米利下げ幅が0.25ポイントにとどまるとの観測が背景にある。主要株価指数は週間でも下落した。米国債利回りとドルはこの日上昇。

  • 米国株は反落、ペルシャ湾での緊張悪化や米利下げ幅巡る観測で
  • 米国債は下落、10年債利回り2.06%
  • NY原油は5日ぶり反発、イランによる英タンカー拿捕で
  • NY金は3日ぶり反落、NY連銀総裁発言の趣旨明確化でドル上昇

  S&P500種株価指数は一時の上げから反転。イラン革命防衛隊がホルムズ海峡で英船籍のタンカーを拿捕(だほ)したとの報道に反応した。トランプ米大統領はこの件に関して「英国と連携する」と述べた。

  インディペンデント・アドバイザー・アライアンスの最高投資責任者(CIO)、クリス・ザカレリ氏は「市場が確実性を重視するのは明らかで、中東で対立が起きれば世界の経済や株式にとってマイナスだ。特に、世界における原油やモノの流れを制限し得る対立であればなおさらだ」と指摘。「このニュースを受けて市場で売りが広がったのは、それが理由だ」と述べた。

  S&P500種株価指数は前日比0.6%安の2976.61。ダウ工業株30種平均は68.77ドル(0.3%)下落の27154.20ドル。ナスダック総合指数は0.7%下げた。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時50分現在、10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.06%。

  ニューヨーク原油先物相場は5営業日ぶり反発。イランによる英タンカー拿捕で、重要な原油輸送路に影響が出るとの懸念が強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は33セント(0.6%)高の1バレル=55.63ドル。ロンドンICEの北海ブレント9月限は83セント上げて62.76ドル。

  ニューヨーク金先物相場は3日ぶり反落。ニューヨーク連銀がウィリアムズ総裁の18日の講演内容を巡り、発言の趣旨を明確にする説明を行ったことを受けてドルが上昇。代替資産としての金の需要が後退した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.1%安の1オンス=1426.70ドル。

  市場ではこの日、米金融当局による0.5ポイント利下げの予想が後退した。セントルイス連銀のブラード総裁は、7月の0.25ポイント利下げを支持する考えを示した。

  株式市場で個別銘柄を見ると、アメリカン・エキスプレスが安い。4-6月(第2四半期)は、カード保有者による特典利用で生じる費用が大幅に増えた。ボーイングは上昇。運航停止となっている737MAXに関連し49億ドルの特別費用を計上する方針を発表。この費用額は一部の市場予想と一致した。

原題:Stock Losses Deepen on Iran Tension; Dollar Climbs: Markets Wrap(抜粋)
Oil Jumps as Seizure of Tanker Escalates Persian Gulf Tensions
PRECIOUS: Gold Ends Lower Amid Debate on Fed Interest-Rate Cut

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