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【債券週間展望】長期金利やや上昇か、米欧緩和織り込み度合い修正も

7月第4週(22日ー26日)の債券市場では長期金利がやや上昇すると予想されている。米欧中央銀行の金融緩和姿勢を巡って、米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅な利下げ観測に修正が入るとの見方が背景にある。

市場関係者の見方

◎バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト
  • 欧州中央銀行(ECB)理事会と米連邦公開市場委員会(FOMC)は金融緩和の方向だろうが、市場が織り込む緩和の度合いはやや行き過ぎで、底堅い経済指標などをきっかけに期待が小幅に後退する可能性がある
  • 超長期ゾーンの国債買い入れオペは26日までないため、需給面の緩みが意識される場面があるかもしれない
  • 日本銀行はFRBによる予防的利下げに追随する必要は全くないので、月末の決定会合では静観か。米利下げが25ベーシスポイント(bp)なら大幅な円高にはならないだろう
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.16%~マイナス0.12%
◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
  • 日米の金融政策会合を月末に控え、積極的に上値を買い進む動きは限られようが、欧米中銀の金融緩和期待に支えられ、国内債券相場は引き続き底堅く推移するだろう
  • 米利下げ観測を背景としたドル安が国内の円高・株安懸念につながっている。英国の欧州連合(EU)離脱問題や中東情勢なども円高圧力となる可能性があり、国内債相場を支える要因に
  • 低金利政策の長期化見通しが定着する中、20年債入札に続いて40年債入札でも利回りの高い超長期国債には投資家の根強い需要が続くとみる
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.17%~マイナス0.12%

日銀オペ予定

対象年限直近オペ
の金額
22日1ー3年3800億円
3ー5年3800億円
5-10年4800億円
26日10ー25年1800億円
25年超400億円

過去の日銀オペ結果はこちらをご覧ください。

国債入札予定

対象年限発行予定額前回の
表面利率
23日40年4000億円程度0.5%
25日2年2兆円程度0.1%

主な材料

  • 23日:米中古住宅販売件数
  • 24日:景気動向指数
  • 25日:米耐久財受注、製造業受注
  • 25日:ECB定例理事会
  • 26日:4-6月期の米国内総生産(GDP)統計(速報値)
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