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7月18日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル急落、NY連銀総裁の発言やイラン無人機撃墜で

  18日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数が大幅に低下。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が、各国・地域の中央銀行は経済に問題が生じている兆候があれば迅速に行動を起こすべきだと講演で述べた。

  • ニューヨーク時間午後4時55分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%低下
    • ドルは主要10通貨の全てに対して下落。特にオーストラリア・ドルとポンドに対する下げが大きい。主要中銀の政策決定会合を控え、短期的なボラティリティーは総じて高くなった
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長はFOXビジネスとのインタビューで、見通しに対する不確実性が高まっており、景気が下降するのを待ってから行動するのは望ましくないと当局は考えていると述べた。ムニューシン米財務長官はこれより先、「現時点で」米国のドル政策に変更はないと述べた
  • イランの無人機を米海軍が防衛のためにホルムズ海峡で撃墜したとトランプ大統領が明らかにすると、ドルの下げは一段と大きくなった
  • ポンドはドルに対して一時1%上昇。英国との離脱交渉を担当する欧州連合(EU)のバルニエ首席交渉官が、アイルランド国境問題で代替策を議論することに前向きな姿勢を示したことが手掛かり。同氏はただ、簡単な解決策はなく、時間はかかるだろうとも述べた
    • 欧州委員会の報道官はその後、離脱協定案を再交渉することはないとあらためて表明
  • ドルは円に対しては0.6%安の1ドル=107円30銭。ユーロは対ドルで0.5%高の1ユーロ=1.1277ドル。ポンドは対ドルで0.9%高の1ポンド=1.2548ドル。豪ドルは米ドルに対し、0.9%上昇した
    • 6月の豪雇用データが堅調だったことで、豪中銀が利下げを停止するとの観測が広がった

欧州時間の取引

  ポンドが続伸。今週に入って一時、対ドルで2年3カ月ぶりの安値を付けたが、それ以降は買い戻しの動きが見られる。EUのバルニエ首席交渉官のアイルランド国境問題に関する発言で、英離脱問題での歩み寄りに期待が広がった
原題:Dollar Dives as Dovish Williams Fuels Rate-Cut Bets: Inside G-10(抜粋)
Pound Buoyed by Barnier Comments, Dollar Weakens: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が反発、米利下げ観測-国債は続伸

  18日の米株式相場は反発。経済に危うい兆候が出てきたら、中央銀行は速やかに行動する必要があるとニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が述べた後、上昇に弾みがついた。米国債は続伸。

  • 米国株は反発、半導体に買い-ネットフリックス急落
  • 米国債は続伸-10年債利回り2.02%
  • NY原油は4日続落、米中貿易や過剰供給を不安視
  • NY金は続伸、米景気先行指標の低下やドル安加速で

  金融や消費関連銘柄の上げが目立ち、S&P500種株価指数の上昇に寄与した。アップルなど向けに半導体を受託生産する台湾積体電路製造(TSMC)が明るい見通しを示したことで、半導体株が買われた。一方、ネットフリックスは米加入者数の減少が嫌気されて急落、NYSE・FANGプラス指数を押し下げた。

  S&P500種株価指数は前日比0.4%高の2995.11。ダウ工業株30種平均は3.12ドル(0.1%未満)高の27222.97ドル。ナスダック総合指数は0.3%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.02%。

  ニューヨーク原油先物相場は4営業日続落。米中貿易戦争の休戦状態を巡る悲観論が引き続き重しとなった。ロシアの石油パイプラインの稼働が全面再開したと伝わり、過剰供給不安も広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は1.48ドル(2.6%)安の1バレル=55.30ドルと、約1カ月ぶりの安値で終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は1.73ドル安の61.93ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。6月の米景気先行指標総合指数が予想外に低下したことやドル安を背景に、上昇に転じた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.3%高の1オンス=1428.10ドル。

  イランが制裁緩和を条件に核査察の強化を受け入れると提案したとの報道で、株式相場はいったん押し上げられたものの、イランの無人機を米海軍が撃墜したとトランプ大統領が明らかにすると、伸び悩んだ。通常取引終了後に発表した決算で売上高が予想を上回ったマイクロソフトとクラウドストライク・ホールディングは、時間外で株価が上昇した。

  JPモルガン・アセット・マネジメントの最高投資責任者(CIO)でグローバル債券責任者のボブ・マイケル氏は、「今は貿易戦争のさなかだ。企業利益に影響が出ており、中銀はそうした状況に早急に対応せざるを得なくなっている」と、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで述べた
原題:U.S. Stocks Climb, Dollar Falls on Fed-Cut Wagers: Markets Wrap(抜粋)
Oil Falls to Four-Week Low on Trade Angst, Oversupply Worries
PRECIOUS: Gold Rebounds to Six-Year High as Dollar Declines

◎欧州債:イタリア、スペイン債が上昇-ドイツ債は上げ縮小

  18日の欧州債市場ではイタリア債とスペイン債が上昇、周辺国債の上昇をけん引した。パフォーマンスは中核国、準中核国債を上回った。世界的に株価が軟調だったほか、 ECBのスタッフがインフレ目標の見直しについて検討を開始したことが明らかになったと、ブルームバーグが報じたことが背景。フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想を上回ると、上値が重くなった。

  • イタリア債は上げ幅を縮小。10年債利回りは一時10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて1.499%と、2016年10月以来の低水準をつけた
  • ドイツ債も上げを縮小。10年債利回りは4bp下げてマイナス0.33%をつける場面があった
  • ドイツ10年債利回りは2bp下げてマイナス0.31%、フランス10年債利回りは3bp下げて0.06%。イタリア10年債利回りは4bp下げて1.55%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Peripheral Bonds Lead Euro-Area Advances; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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