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「合意なき離脱」阻止目指す修正案、英上院可決-10月休会観測消えず

  • 「北アイルランド法案」の修正案を賛成272、反対169で可決
  • 離脱期限直前にジョンソン氏が議会を休会にするという臆測が広がる

英上院は17日、次期首相が議会の休会という手段を使い、欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」を強行する事態を阻止することを意図した修正案を賛成272、反対169で可決した。18日に下院で再び審議されるが、離脱推進派の議員らの強い反対が予想される。

  「北アイルランド法案」の修正案が成立すれば、英領北アイルランドの自治回復に向けた進展状況について議会が報告を受ける日時が設定され、議会を休会にすることが難しくなる。

  英与党保守党の次期党首として首相に就任することが有力視されるジョンソン前外相は、議会の休会というアイデアに「引き付けられて」いないとしながらも、その可能性を否定することを繰り返し避けてきた。

  ジョンソン氏は17日にロンドンで開かれた保守党のイベントで、メイ英首相がEUと取り決めた離脱協定案は「死んでいる」とした上で、「捨て去る必要がある」と発言。これに先立ち、首相になった場合、議会開会時の施政方針演説(女王演説)の日程をどうするかについて、直接言及することを避けた。 

U.K. PM May Delivers A Speech On The State Of Politics

メイ英首相(7月17日)

Theresa May speaks in London, July 17.

  慣例では新たな会期は11月の女王演説でスタートし、議会はその前の2週間休会となる。10月31日の期限が近づき、英国がEUからの合意なき離脱に向かう中で、審議をさせないためにジョンソン氏が議会を休会にするのではないかという臆測が広がっている。

原題:Lords Vote to Block Suspension of Parliament: Brexit Update(抜粋)

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