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ドル・円約2週間ぶり安値、株安受けたリスク回避の動き強まる

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は3日以来の安値。前日の米株安を手掛かりに日本株が大幅下落となったことを受けてリスク回避のドル売り・円買いが強まった。豪ドルは雇用統計を受けて上昇した。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時16分現在、前日比0.3%安の1ドル=107円64銭。早朝に付けた108円ちょうどを高値に一時107円62銭まで下落
  • 豪ドル・ドルは0.4%高の1豪ドル=0.7038ドル。一時は0.7039ドルまで上昇

市場関係者の見方

ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長

  • 米株安を受けた日本株安でドル・円も下落
  • 米経済指標や米企業決算に一喜一憂しやすいが、月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控える中で方向感が出ることは期待しづらい
  • ただ、全体的には相場のムードとしては地政学リスクや英EU離脱問題、米中問題など不透明感があり、悪い指標に反応はしやすいかもしれない

静岡銀行NY支店マーケット担当の吉田真康氏

  • 米株は7月利下げを織り込んだうえでの現在の株価と考えると、アップサイドは限定的でFOMCに向けて調整が起こりやすい
  • 目先は米企業決算を受けてリスク資産がどう動くかが鍵。企業単位で見通しが下がると、景気の先行きが厳しいということでリスクセンチメントは悪化しやすい

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)マーケッツ本部の吉利重毅外国為替・コモディティー営業部長

  • 豪ドルは正規雇用者数が増えたことを評価、豪ドルショートが少し巻き戻された
  • 豪中銀の考える完全雇用が約4.5%であり、労働市場の改善はまだ道半ばだが、結果自体は悪くなく、年内残り2回の利下げを織り込むには至らない内容
  • 豪ドル・ドル自体は、豪中銀とFOMCの政策決定のバランスでおおむね0.68ドルから0.72ドルのレンジ推移が続きそう
円高・株安が進行

背景

  • 日経平均株価は前日比422円安で取引を終えた。17日の米国の主要株価指数は下落し、ダウ工業株30種平均は115ドル安で取引を終了

17日の米国市場の概況はこちらをご覧ください

  • 6月の豪雇用者数は全体で前月比500人増。雇用者数の内訳はフルタイムが2万1100人増となったのに対し、パートタイムは2万600人減だった
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