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米国は核合意離脱で「墓穴掘った」-イラン外相がインタビューで語る

  • コミットメントを履行できなかったとして欧州諸国についても批判
  • 核兵器製造を望んでいたならずっと前にそうしていたとザリフ外相

イランのザリフ外相は17日、同国との核合意を離脱したことで米国は「墓穴を掘った」と指摘し、トランプ米大統領との協議開始の可能性について暗い見通しを示した。

  ザリフ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、2015年の合意に参加した欧州諸国に対しても、合意の下でも、米離脱後もそれぞれのコミットメントを履行できなかったとして批判。イランの原油輸出と本国への資金送還を認める約束は実現されなかったと述べた。

Javad Zarif GETTY Sub

ザリフ外相

 

  ザリフ氏は、イランが核兵器を製造する目標をあきらめていないとする米国の主張に対し、イランにはそうした目標を「極めて迅速に」達成する技術的能力があるとしながらも、最高指導者ハメネイ師の「宗教上のコミットメント」を理由に、そのつもりはないと説明。ブルームバーグ・ニュースのジョン・ミクルスウェイト編集主幹とのインタビューで語った。

  国連の会合に出席するためニューヨークを訪れているザリフ氏は「われわれがもし核兵器製造を望んでいたなら、ずっと前にそうしていただろう」と述べた。

イランのザリフ外相にインタビューするブルームバーグ・ニュースのジョン・ミクルスウェイト編集主幹

  13年からイランの外相を務めるザリフ氏は、15年に欧米など6カ国との間で結んだ核合意の交渉責任者だった。トランプ大統領はオバマ米政権下で成立したこの合意を「過去最悪のディール」とたびたび批判している。

原題:U.S. ‘Shot Itself in the Foot’ by Quitting Iran Deal, Zarif Says(抜粋)

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